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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年8月7日火曜日

2012年8月7日火曜日11:35

7月29日。気温急上昇です。
こんにちは。kaiiとコタローです。
気仙沼市の中山間地早稲谷(わせや)地区は吹き抜ける風が涼しかったです。

甘酒地蔵


今日は、1年に1度のこの地域の甘酒地蔵尊の祭典日。
宮城県の無形民俗文化財に指定されている
「早稲谷鹿踊り」が奉納されるということで出かけてきました。

殺生を嫌った息子が父を戒め命を失い
その息子の周りを鹿が嘆いて回っていた---
そんなお話が始まりと聞く鹿踊りには
命への感謝と殺生への戒めそして命の慈しみと育みが織り込まれていました。

旧暦の6月24日が甘酒地蔵尊の祭典日
今年は閏年のため7月29日は旧暦の6月24日だったそうです。




昨年の祭典日から今年の祭典日までに地域で亡くなった方のお位牌が地蔵尊の前に祀られ、
ご挨拶の後で、地域で亡くなった方・諸霊と
東日本大震災の物故者
鹿踊りを継承した先人などの冥福を祈って
鹿踊りが舞われました。

位牌を取り囲んで冥福を祈る
鹿踊り


「仏の回向」

「壇に錦を おりかけて今年はじめて
位牌となり候 位牌となり候」

8匹の鹿がそれぞれの位置で
静かに謡いながら舞います。

1つの踊りが終わるのに7分もの時間を要していました。


訪れていた宮城大学の学生さんは
甘酒を飲んだのが初めてだと話していました。

気仙沼地域でしか踊られていない
ルーツは不明
鰹つりの踊り


鹿踊りを初めて観たという主婦は
「他県のものとも微妙に違い素敵でした。
日本の文化っていいですね」
と喜んでいました。


早稲谷の鹿踊りは、ユネスコの事業として
8月24日からモンゴルの首都ウランバートルで披露されることになりました。
気仙沼市立月立小学校の子どもたちが、衣装とともにウランバートルへ行くそうです。
毎日自主練習に汗を流している話などが披露されました。


日本の文化として「無形文化財」が
継承されていくことの大切さを感じました。



(取材日 平成24年7月29日)