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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年8月13日月曜日

2012年8月13日月曜日19:47
気仙沼市唐桑町の女性3人が手作りの作品を作り販売し始めたと聞いて、
夏のアジサイを眺めながら唐桑へ来たコタローです。





梶原さん、千葉さん、鈴木さんの3人の女性に会って感じたことは、
遠洋漁業の町、唐桑を支えてきた強さのある
元気いっぱいの女性たちだということでした。

震災後、梶原さんの知人が唐桑の女性に仕事と生きがいの支援として、
「雑巾」を縫うことを勧めてくれたことからこの仕事が始まりました。

「ここから元気雑巾」と名付けられたこの雑巾は、
売上のうち1枚につき100円が女性たちの手元に工賃として入る仕組みです。
手間のかかる仕事ですが、その当時、震災で収入が途絶えていた女性たちにとっては、
現金収入としてとても助かるもので、震災で落ち込んでいた心の支えとなりました。

震災のその時まではそれぞれがまったく違う仕事をしていた3人。
彼女らが始めた元気雑巾の作り手の輪は、今では11人に広がっています。




そして今、また、新たな支援者との関わりが始まりました。

梶原さんが趣味で作り始めた布の小物が仙台の支援者の目に止まり、
「作品として売り出してはどうか」との話になったのです。

出来上がっていた数点を買い取って仙台に持って行ってくれたことで、布小物は少しずつ知られてゆき、「売れるもの」になってきました。
今では、仙台だけでなくスイスなどでも売られる、インターナショナルな作品です。






受注数が増えてくると、梶原さんの手持ちのミシンだけでは作業が追いつかなくなってきました。
相談したところ、支援者の方々がこの6月にミシンを3台届けてくれました。
おかげで、生産力が高まっただけでなく、作品のレパートリーも広がりました。

「今はデザインをみんなで考えることがとても楽しい」と、千葉さんは話します。
それぞれがそれぞれの役割を果たしながら進める作品作りには、笑顔と責任がありました。


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梶原さんたちが住んでいる唐桑町松圃地区は、「松圃大漁唄い込み」という郷土芸能があるほど、漁の盛んな地域です。

唐桑町が漁業と共に発展してきた町であることをイメージして、作品の多くには、大漁旗にちなんだ「タイ」「日の出」「恵比寿」の絵柄がプリントされた生地を使われています。







帆布で作られたバックのポケットは、大漁半纏のデザインです。
携帯電話などが入れられるサイズになっていて機能的なのことも、女性ならではの配慮だと感じました。

1つ1つが細やかに心遣いされた作品には、漁師町の「粋」も備えてあり、とっても素敵です。


「近くに来たら~!よらいぃん~!」唐桑の女性の優しさと心遣いを感じました。


(取材日 平成24年8月3日)