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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年8月18日土曜日

2012年8月18日土曜日23:30
またまた、石巻からChocoです。
前回のブログで紹介した2つの作品、いかがでしたか??

そして、1作品目に映っていたハリウッドスターは見つけられたでしょうか?
答えは「ロビン・ウイリアムズ」 ラッパーの方は「ICE-T」
 
この2作品を制作したのがこの方です。

KENJIさん

生立ち
 横浜生まれ、東京育ち。年齢は・・・不詳。
 92年からNYに移り、Spike Lee,Terry Richardson, 石岡瑛子などのアシスタントを務め、
世界的なクリエイターのもとで映像作りを学んだ。
その後も、スタッフとして数多くの映画、CMで数々の有名監督、セレブレティーとの作品に参加。

日本を代表するディレクター!!
 堤幸彦監督(20世紀少年/ケイゾク/スペック)から「世界でも有数のプロ」と言われ、
ハリウッド女優のスカーレット・ヨハンソン(ロスト・イン・トランスレーション)は、
タイミングを心得た役者の扱いはハリウッドでもめったにないレベル」と絶賛。

ハリウッド、NY、ヨーロッパ、日本と境界なく活動してきたため、
作品の感覚はグローバルで、画創りはダイナミック!!

 欧米のマーケットでは、日本的な感覚とのバランスが高く評価されている。
ミュージックビデオ、CM、TVと幅広く活動し、最近はウェブのコンテンツや、
3Dと新しいメディアのディレクターとして、高く評価されている。
 

作品について
 1作目は、東日本大震災の募金の呼び掛けのために作られ、インターネットを通して話題になる。
 2作目の「We Will Always Remember you」 も全世界で視聴され、現在累計で200万近いヒットを記録。New York FestivalGold AwardOne ShowMerit Awardを受賞。
現在は、カンヌに出品している。

作品経緯
 「元々NYで行われた震災援助に尽くした外国人を表彰するイベントで流すための映像として作られました。一度限りのイベントで流される映像ですので予算は少なく、とても日本に撮影に行けるようなものではありませんでした。ただボクは以前から日本政府が諸外国にきちんとしたお礼を言っていないのを不満に思っていたので、次に何が撮るチャンスがあったら
絶対に被災者の方たちのありがとう』を世界に届けようと思っていました。
幸いプロデューサーたちは奔走してくれ、なんとか日本行きが実現できました。」
と、語って下さったKENJIさん。


 …そして
去年の10月に単身で石巻を訪れました。
 

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石巻での滞在期間は4日間
 「石巻には4日間滞在しました。その土地に立って、10分車で走っただけで、外からでは分からなかった被害のスケールを体感する事ができたと思います。
多くのボランティアが
『とにかく一度行ってみてほしい。行けば分かる』
と言う意味が分かりました。
東日本の沿岸が延々と破壊され、野ざらしになっている。
気が遠くなる程の被害状況を感じれば、自然と『自分も何かしなければ』という気持ちになります」
と語って下さったKENJIさん。
やはり、映像化されたものと、実際に見て、そこの空気に触れて、その地を感じるのとでは、雲泥の差があると思います。
私もそう感じた一人でした。


東北人vsカメラ
「4日間で石巻周辺、南三陸などを訪れましたが、出会う人々は温かく、笑顔が印象的でした。大変な状況の中でも力強く生きていて、その意思の強さにこちらが勇気付けられることもしばしばありました。ただ東北気質というのでしょうか、外から来たお客さんをもてなそうという気持ちがとても強く、こちらがお願いを持ちかけると、何とかしてその気持ちに応えようとしてくれるのです。しかし、同時にとてもシャイでカメラの前で話してくださいとお願いすると脱兎のごとく逃げようとするので苦労しました。(笑)」
 

本当に大切なこと
 石巻ではINJMと言う団体にお世話になりました。
そこの紹介で他のボランティア団体の方たちにもたくさん会いましたが、
出会った人たちはほとんどが20代の若者達でした。
被災前は普通に”地元の若い子”していた若者たちです。
彼等は自分たちで団体を組織し、他団体との連携をし、行動していました。
きっと若くて拙い事や、足りない事もあるんだと思います。
そして震災によって引き起こされた問題の多くは人々の
小さな努力ではどうにもならないものばかりです。
それでも彼等は毎日淡々と作業をし、報告をし合い、次の日の行動を決めていました。
破壊されつくし絶望と無気力が支配する世界で、彼等のやる気は
荒野に咲いた小さな花のようにまぶしいものでした。
彼等の行動がどれだけ実際的な効果をもたらしたか以上に、
彼等がいた”、”行動した”、
ということが生んだ希望が大切なんだと思います」


宮城の皆さんへ
「問題は解決するどころか、どんどん増えていくし、誰の言う事を聞いたらいいのかもよく分からない、というような状況が続きますが、希望を捨てず、諦めず、前に進み続けてください。
 この動画の一番最後に出てくる親子、お母さんも石巻出身なのですが、
震災前の石巻に来たことがありますか? とてもすばらしいところなんですよ
とおっしゃった時の悔しそうな表情が忘れられません。
彼女の言葉の端々から『絶対に復興させる』という不退転の決意を感じました。
 今回の震災で、自然の脅威に対して人間男文明がいかに無力かを学んだとも言えますが、
同時に人が行動する事で小さいけれども違いを作る事ができる事も学んだと思います。
 INJMを作ったジェイミーや、ボランティアを指揮する若者たち、緊急で援助を決めた米軍、
すべて”やるかやらないか”で”やる”を選んだからこそ起きた事です。
どんなに辛くても、どんなに混乱しても、”粘り強くやる”を大前提に少しずつ進んで行きましょう。
20年後に世界が奇跡の不死鳥・日本と言って称えるような大復興を遂げる事、
石巻がその復興の中心にいる事を願っています」

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KENJIさんが、石巻に滞在していたとき、私たちのベースに宿泊していました。
朝はいつの間にかいなくて、夜はパソコンと向かい合う・・・とても忙しい人というイメージでした。

彼が言っていた通り、やることに意味があるんだと思います。
過去は変えられないけれど、未来は変えることができます。
私も、「やりたい」と思ったことを少しずつ行動に移しています。
それが、きっと少しずつ大きくなっていくのだと思います。





ありがとうございました。

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取材にご協力頂いたKENJIさん、ありがとうございました。

(2012年8月18日)