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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年8月31日金曜日

2012年8月31日金曜日23:45
夏の夜が過ごしやすくなり、8月も残りわずか・・・
そんな時期に「あー、冬が来るなー」と思ってしまうのは、冬の長い東北に生まれ育ったからでしょうか・・・


今年の夏は、お祭りがあちらこちらで開催されていました。
そのブログはまた、後程・・・


今日のテーマは「復興人 3」
「復興人」と題して、地元で頑張っている方々を紹介させていただいています。



3度目の今回のブログでご紹介する方は・・・

ISHINOMAKI2.0 代表 松村 豪太さん


以前のブログで石巻を担当していたアオキさんも紹介していた方です。
前回の記事はこちら→http://kokoropress.blogspot.jp/2012/01/blog-post_9848.html

「STAND UP WEEK」、「石巻川開き」を終えた16日に取材をさせていただきました。


ちなみに・・・
「ISHINOMAKI 2.0」の『2.0』の意味はご存知ですか。
私は、恥ずかしながらわかりませんでした。
そんな私に、豪太さんは教えてくださいました。
・・・・・・・・・
 「インターネット上の用語として使われている『2.0』から取ったもの」で、意味は2つあるそうです。
  ①「バージョンアップ」
        元には戻らないという意味を込めています。

  ②「双方向性」
        『web2.0』からとったそうです。 
    「以前の石巻は誰もが自分の意見を積極的に出すのが苦手だった。
        震災後、生きるために『話す』ということが必要で、『どこに行けば、炊き出しがある』、『誰々が生きていたらしい』といったように、皆が情報を発信をしていた。
       そういう状態をその場に止まらず、皆が主体的に取り組もうという考えから、『2.0』を起用した」そうです。

*Web2.0=今までは情報の送り手と受け手が固定化され、送り手から受け手への一方的な流れであったのに対して、SNS、Facebookなどのツールが発達することによって、誰でもウェブを通して、情報を発信できるように変化したことを表します。


『2.0』の意味を知って、すっきりしたところで、『STAND UP WEEK』についてお話をしましょう!!!

・2回目の「STAND UP WEEK」
 以前紹介した記事はこちら→http://ishinomaki2.com/standup.html

 「去年よりもより『地域密着』が今年のテーマ」
  さまざまな企画がありました。その中の3つをピックアップ!!

『まちづくりシンポジウム―ぺちゃくちゃナイトー』
石巻で街づくりが去年の6月くらいに行われた。そこでは、堤防や道路の引き方など土建的な会議が多かった。
 しかし、『街づくりの主旨は人間だ』と考えていたISHINOMAKI2.0は、人の想いをお互いに出し合うというところから企画を始めた。また、「ISHINOMAKI2.0のあり方というのが、今までと違う人の巻き込み方、石巻に所縁のない方々もどんどん巻き込んでいく」という結成当初からの想いがあり、その手段として行われた。

 「去年はゲストを招いて、その方と地元の方との対談という形だったのに対して、今回はぺちゃくちゃナイトというフォーマットを利用。より堅苦しくなく、ディスカッションができる場を創り上げた。
 また、もう1つのISHINOMAKI2.0のテーマとして、「これから被災した空間をどう使うか」というのがある。今回のシンポジウムは4回行われ、さまざまな空間が利用された。
 *「ぺちゃくちゃナイト」・・・集会場のようなところではなく、お店やクラブなどを会場にしてよりカジュアルな空間で行うシンポジウム

 「今回は、全国レベルで活躍されていた方もいたのですが、その他にも地元のメディアや地元の若者なども登壇して、よりカジュアルなプレゼンテーション」
が実現されました。
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実際に私も2回ほど参加したのですが、1つ目は「女子会」をテーマに行われたもので、会場も街中にあるスナックでした。そして、2つ目は「ローカルパワーNOW2」をテーマに社会福祉協議会ビルで行われました。以前も紹介しましたが、とてもアットホームで、プレゼンテーションを行う側も聞く側もリラックスしていたように思います。
以前紹介したブログはこちら→http://kokoropress.blogspot.jp/2012/07/blog-post_2487.html



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『オープン石巻』新しく取り入れた企画!!
地元のお店の前にお店の写真を置いて、今までの歴史を見ることができる企画。
 →協力店舗、事業所は33件。その各々のお店で創立当初の写真、津波の後の写真、再建の様子の写真、お店の風景を20枚用意して、Ishinomaki2.0の皆さんが1枚のポスターを制作。それを期間中にお店の前で展示。7月29日に『オープン石巻ツアー』という街歩きイベントを行った。  「古い歴史がある石巻の街ではどの店も敷居が高いイメージがありました。しかし、写真を掲げることによって、そのイメージも崩れる」

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『ゆかたde街コン』
 7月31日に行われた、『ゆかたde街コン』は呉服店での着付けから始まり、夜はJAZZライブを見ることができる・・・そんな素敵なコンパでした。
 「街中に人を呼び込むという趣旨だけではない」とおっしゃった松村さん。
 「『呉服店の多い石巻』を今まで取り上げられていなかったが、それは石巻の価値」それをアピールするのがもう一つの趣旨。
  →昔、北上川を利用して上京し、米や作物を売る代わりに反物や瀬戸物などといった京の文化を持って来たことで、呉服屋が栄えた。

 沿岸ならではの流通で生まれた呉服屋街・・・そんな歴史ある石巻だからできるこの企画。当日、浴衣を召した方たちが街を歩く姿を見て、真夏の暑さも涼しく感じました。
 日本の文化である浴衣が街の彼方此方で見ることができるのは、とても素敵だと私は思います。


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「STAND UP WEEK」, 「川開き」を終えて
 「地域向けの説明会、東京での告知イベントなどに参加して、イベントの宣伝をしてきたので前回よりも下準備はしてきた。でも、前日まで忙しくしていた。やっぱりISHINOMAKI
2.0は見切り発車だなー」と笑いながら、イベントを振り返る松村さん。
しかし、「去年よりも地元の人がイベントに混ざっていた」というのも事実です!!
また、川開きでも「震災前の集客数は10万人、去年は5万人、今年は7万人と、震災前に比べると少ないけれど、会場が狭くなったため、密度としては高まっていた」と松村さんもお話していましたが、実際、地元の方々も「川開きにこんなに人が集まるのは久しぶりだ!!」と驚いている方がたくさんいました。

そして花火も、以前は『宮城県で一番多く花火を揚げる』ので有名だったのが、石巻の花火でした。
「通常は2万発を空に向かって放っていたのです」
 以前は北上川開北橋下流河畔で行われていた花火大会、街から離れていたのが、震災後は北上川内海橋下流河畔に移り、以前は2万発を空に向かって放っていましたが・・・
「震災後は5千発と、規模が小さいですが、川辺と観覧場所の距離が近いため、迫力は以前より増していた。」と語る松村さん。


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次回はどんなイベントをしますか?
ほかの地域との連携をさらに繋げていきたい。
例えば、気仙沼や福島、被災地に止まらず、様々な地域と一緒に面白いことをしてみたい。

これから街づくりをしようという人へ
 私の地元でも、ほかの地域でも、若者は上京に憧れます。
しかし、その地元にも魅力はたくさんあると思います。
そこで、地元で何かをしてみたい!! 地元をもっと活気づけたいと思っているあなたへ、
石巻復興人の松村 豪太さんからメッセージをいただきました。

「初めは仲間を見つけること」
 自分だけで行動するよりも、様々な意見を持ち、交し合うことで生まれる発見も前進できるきっかけになると思います。きっと、松村さんも初めは一人でした。でも今では日本だけでなく、世界中からイベントに参加する人たちがたくさんいます。そして、たくさんの仲間もいます。

「もうすでにやっている人たちの話を聞くのも大切。真似でいいと思う!!」
 真似なんて、カッコ悪いと思っているあなた・・・人は何でも真似から始まると私も思います。


最後は、

松村さんからいただいたメッセージ
「今までになかった
人とのつながり方
人の巻きこみ方」

ISHINOMAKI2.0 松村 豪太

松村豪太さん、
ISHINOMAKI2.0代表。
街づくりに真剣に挑んでいる方です。
たくさんの方たちを巻き込んで面白くて素敵なことを繰り広げて石巻を盛り上げる方でした。
これからもたくさんの方たちが石巻に巻き込まれていくと思います。その中心部に立つ松村さん、そしてISHINOMAKI2.0の活躍は見逃せませんね!!!


松村さん、取材にご協力いただき、ありがとうございました。



(取材日 平成24年8月16日)