header

宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

ヘッダー写真説明文

写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年7月12日木曜日

2012年7月12日木曜日19:05

こんにちは。弥太郎です。
今日は、仙台市若林区の荒井仮設住宅の集会所に来ました。

仙台商工会議所女性会のメンバーが、仮設住宅に暮らす方々と七夕飾り制作をしています。
この日は、自宅に飾れる「ミニ七夕飾り」をつくるとか。


女性経営者が集う仙台商工会議所女性会では、
昨年の今頃、仙台市内の避難所を訪問し避難生活を送っている方々と七夕飾りを3本制作して
仙台七夕まつりの開催期間中、仙台市内中心部商店街に飾りました。

仙台商工会議所女性会の会長、平賀ノブさん

女性会会長の平賀さんは、七夕制作にこんな思いがあります。


「昨年は、避難所の方々とお話することを目的に七夕づくりをしました。今年も、前に出よう、元気になろうとする思いをお助けする一つのツールとして七夕を選んだのです。今日つくるミニ七夕は持ち帰って自宅に飾ってもらい、来週つくる大きな笹飾りには、皆さんの願いを短冊に書いて下げてもらおうと思っています」


 この日は、7月11日で震災から1年4カ月の月命日。
平賀会長の声掛けで、参加者全員で黙とうをしてから制作をスタートしました。


講師の(株)なるみ 鳴海厚子さん
七夕制作を教えてくれるのは(株)なるみの鳴海厚子さん。

「仙台七夕は、日本一の七夕さんです」とおっしゃる鳴海さんは、50年以上七夕制作に携わる、七夕づくりの大ベテラン。
イタリアのサンパウロ市に七夕制作を教えにいったご経験もおありです。



小学校の修学旅行で、遠くから鳴海さんのお店を訪ねてきて七夕をつくる子どももいるそうで、「小学生でもできるんだから~」と仙台弁で楽しいお話が進みます。



この日参加した女性会のメンバー5名は、
荒井仮設住宅の支援する団体、カリタスジャパンのボランティアスタッフとともに
制作をサポートします。

カリタスジャパン
http://www.caritas.jp/






 「七夕っていうのはね、一人でつくるものじゃないの。お友達や家族や親せき近所の方、みんなが集ってワイワイつくるものなのよ」
との鳴海さんの言葉通り、
最初はこわごわつくっていた参加者の皆さんも、
制作が進むにつれておしゃべりにも花が咲き、好みの色を選んで着物をつくったり、
完成した七夕を見せ合ったりと楽しそう。

自分がつくった完成した飾りを、嬉しそうにさわってみるときのお顔が忘れられません。




短冊には、
「早く家族が一緒に暮らせますように」
「もう津波が来ませんように」
という願いを書きたいとおっしゃる方もいました。










帰り際に、駐車場でお会いした参加者の方が「七夕、今うちに飾ってきたよ」と教えてくれまし
た。
女性会のメンバーからは「昨年の避難所訪問の時と皆さんのお顔が全然違う」というお話
が。




















不自由な仮設住宅での生活を送りながら、きっと、少しずつ少しずつ前に進んできた一年間。

この先も、皆さんが前を向いて一歩一歩進んでいくことができますように。

完成して集会所の風になびく、優しい色合いの七夕飾りを眺めながら祈りました。



(取材日 平成24年7月11日)