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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年7月25日水曜日

2012年7月25日水曜日20:12

こんにちは。kaiiです。コタローです。

今日は唐桑町石浜の民宿「はまなす」さんのお庭に
大きな黒い石があると聞いて訪ねて来ました。

なぞの黒い岩


さてこの石は誰が運んできたのでしょうか
「鬼」「人」「波」?

実は先代の旦那さんが、
この大きな岩をここに運んできたそうです。

大きなお庭の片隅に黒光りする大きな石。

冬になってもこの大きな岩には余り雪が積もらないそうです。

とても不思議なこの岩を触ってみることにしました。
取材の日の気温は最高気温が16℃。
半袖では寒い気温でしたが、
確かにこの岩はかすかに温かかったです。




この岩のある、民宿はまなすさんは
海から歩いて5分、車で30秒のところにある
築40年の民宿です。

地元の魚料理が自慢のこの民宿は
震災では被害はなく
しばらくの間は、たくさんの人が集まり避難所の役割を果たしていたそうです。

震災当時は、大きな竃に木を炊きつけ
お湯を沸かしたり、ご飯を炊いたり
震災後しばらくは、ストックされていた魚を煮たり・焼いたりして過ごしたそうです。


取材に応じてくれた馬場さんは
気仙沼市内ノ脇の工場に勤務していて被災し、
津波の第1波を見ながら高台へ避難しました。
その日の夕方には何とか唐桑の自宅へ戻り、
家族の無事を確認したそうです。

「家はさぁ、流されたのが船と筏だけなんだ。
民宿は残ったし家族も無事だから
これからなんとかしていけると思う」




「心配なのは民宿に工事関係者が宿泊してくれなくなってから。
気仙沼のこれからを考えるよ」

工事関係者で埋まる宿泊予定表を眺めながら
三陸道の開通や半島の人口の高齢化など
地域の抱える問題についても教えてくれました。

「観光できる自然の活かし方をこれから考えて
唐桑を賑わいのある地域にしたいんだ
ツーリズムなんて良いと思っているんだ~」



馬場さんの中に、
ふるさと唐桑を思うとうとうとした思いを感じ
気仙沼の復興の担い手が
ここにも1人いることに
心強さ頼もしさを感じました。

実家に帰ったような温もりと優しさ。
おかみの生けるお花と大きなお庭の石が、
優しく迎えてくれました。

おいしい魚料理が自慢。
ボリュームのあるお料理は
唐桑のお振る舞いのようなおもてなしでした。



(取材日平成24年7月19日)