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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年7月8日日曜日

2012年7月8日日曜日20:28

おはようございます。
気仙沼からkaiiです。
うっとうしい梅雨。
毎日、青空が恋しい、と空を眺めています。

今日は、気仙沼市西八幡前仮設住宅に落語の高座が組まれると聞いて、
生まれて初めて生の落語を感じに出掛けました。

私にとって落語とは、テレビの「笑点」とお正月のイメージだけでした。
皆さんはどうですか?

大学生がサークルで「落語研究会」などの活動をしているのは聞きますが
日本人ながら・・・聞きなれないもので、
そこでインターネットで調べてみましたら・・・

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落語(らくご)は、近世期の日本において成立し、現在まで伝承されている伝統的な話芸の一種。
「落し話(おとしばなし)」、略して「はなし」。
都市に人口が集積することによって芸能として成立した。
職業とする人が演じる。

衣装・音曲に頼ることは比較的少なく、身振りと語りのみで物語を進めてゆく独特の演芸で、
高度な技芸を要する伝統芸能。

本来「落語」とは落語家が行う演目(ネタ)の中でも滑稽を中心とし、
落ちを持つ「落とし噺」(おとしばなし)のことを指したが、
現在では人情噺・芝居噺をも含めた総称として用いられる

と紹介されていました。

さて・・・今日はどんな噺が聞けるのでしょうか?
                                                         


7月5日
気仙沼市西八幡前仮設住宅で公演をされたのは
東京都から来た「今そこに落語と笑いを配達する演芸団(今そこ演芸団)の
古今亭駿菊さんと三遊亭金八さんの落語家のお2人です。

三遊亭金八さん(左)と古今亭駿菊さん


活動は、青森県から多くの県で行ってる「今そこ演芸団」のみなさん。
今回の西八幡前仮設住宅での公演で、気仙沼だけでも4カ所目になります。
5月の台風4号で浸水被害にあった西八幡前仮設住宅を慰問しようと、
台風被害の後、すぐさまこの気仙沼での高座を企画したそうです。

会場となった集会場の談話室には10人ほどの仮設住宅の住民が集まり、
落語が始まるのを楽しみに待っていました。

寄席の中で演じられる踊りなどの他、
下座さんが出囃子(落語家さんが登場するための音楽)を太鼓・三味線などで奏でて、
会場に集まった人を楽しませてくれました。



まず始めに、金八さんによる「かっぽれ」「あまやどり」などの踊りが披露されました。



集まっていたお年寄りたちは、懐かしんでは大喜びしていました。

「あぁ~かっぽれ!かっぽれ!」

*「かっぽれ」=俗謡、俗曲に合わせて踊る滑稽な踊り


かっぽれ

次に、古今亭駿菊さんの落語「湯屋番」を聞きました。
声や体の一部を使って音を出し表現しながら、言葉で噺の世界に引き込みます。
まるで、本当の湯屋の番台で演じられているような、そんな風景を眺めている感覚になりました。


「芸」の深さに触れた瞬間でした。

会場に来ていたお年寄りからは、

「しばらぐぶりに笑ったやぁ~」(久しぶりに笑いました)

「いがったね」(よかったね)の声

高座の後の交流会では、金八さんの腹話術なども披露されて、とても和やかな時間が過ぎました。

金八さんによる腹話術。辛口のター坊に会場は大笑いでした。

西八幡前仮設住宅の住民との交流会。


                                                


これまでテレビでしか観たことがなかった落語。
生で触れると、全く違うもののように感じました。
いつか機会があれば、上方落語と江戸落語をそれぞれ「生」で感じてみたいと思うkaiiでした。

日本の演芸の深さを感じられた至福の時でした。

(取材日 平成24年7月5日)