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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年7月1日日曜日

2012年7月1日日曜日21:33

こんにちは。kaiiです。
みなさんは自分のふるさとをどう感じていますか?

kaiiにとっての気仙沼は
生まれて今日まで生きてきた場所。


そして、
市場のある・海のきれいな・おいしいものが多いまち。
そして、
人の優しさを感じられるまちです。

東日本大震災からまもなく1年4カ月。

その大好きな「まち」が
大きな自然の力に壊されてしまってから、
毎日暗い気持ちで市場を見つめ、
海の傍で生きること・・・生き続けることを考えながら、
1年4カ月を生きてきました。



なぜ? ここで生きなければならないのか?
ここにいる自分の命の意味は?
そして・・・なぜ?ここを選んでいるのか?

大好きな「まち」だけど・・・
毎日が希望の持ちにくい環境でした。

市場の再開がされても
我が家から見える市場は壊れたまま。
魚のまち気仙沼は
いつこの場所に復興できるのか?
心のどこかにそんな思いがいつもありました。



多くの人が訪ねてきてくれるたびに
自分を奮い起こして
多くの人が傍にいることを
喜びと思い込んで生きてきました。

なぜ? kaiiはこんな気持ちなのかな?
感じていながら自分に気が付かないふりをしてきました。

でも、市場に「モウカザメ」の水揚げを取材に行ってその疑問に答えがでました。



気仙沼の心臓「魚市場」。
震災で沈下した地盤がかさ上げされ、修理が進んで
震災前のような水揚げの風景・・・
朝の水揚げを伝える場内放送に活気が増してきました。

この風景がkaiiのふるさと、
気仙沼の姿です。

水揚げと修理が一緒に進んでいる環境ではあっても
市場の元気はkaiiの元気です。

周りはまだ砂漠のような更地が広がっていますが

市場には気仙沼ブランドの「ふかひれ」の原料のサメがたくさん並んでいます。
気仙沼=「ふかひれ」。
この風景が気仙沼です。



私がこの「まち」に生きている実感は、
気仙沼魚市場のこの風景。
夏には魚くさいこのまちが、
kaiiのふるさとです。

「気仙沼=おいしい魚」。

これを支える市場が少しずつ確実に
元気になってきました。


kaii=海(かいい)
東山魁夷画伯と海(かい)をかけてこの名前を選んでいます。
東山魁夷画伯が奈良の唐招提寺の壁画に描いたのも「海」。



kaiiの命の意味はこの海です。

大きな津波にまちは傷つきましたが、
「人間は負けない」
大きな津波に負けずにくじけずに
また・・・自然の恵みで生活の再建を始めています。



気仙沼で私が生きる意味。
「海」と「魚」と「魚市場」があるから。
元気の種はここにしかないことに気が付きました。

気仙沼の復興には水産業が要。
「海と生きる」
気仙沼の復興計画案の表紙に書いてある、
その言葉が・・・
気仙沼市民の思いです。

気仙沼の母なる山、安波山から
市場と海を眺め
「ここで生きる」をもう一度考えました。



大切なふるさとだから。
大切な場所だから。

今・・・ここで生きようと思っています。

「ふるさと」、
その存在は・・・
時に父のような深さと母のような優しさで
包んでくれる存在だと思います。


また・・・そう感じられる環境が、近くに戻ってきました。

「海と生きる」。
kaiiの命の時間はこれまでもこれからも
気仙沼の中で、そうして生きていくのだと思っています。




(平成24年7月1日)