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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年6月23日土曜日

2012年6月23日土曜日6:00
nabeです



亘理町荒浜にある「わたり温泉鳥の海」は
2008年のオープン以来年々売り上げを伸ばす温泉施設でしたが
昨年3月11日の震災の津波で大きな被害を受けました。
そして、1階に入っていた「鳥の海ふれあい市場」もすべてを津波で流されてしまいました。

市場は地元で取れた魚や野菜・果物、特産品などを多く扱い
特に魚は獲れたてをすぐにパック詰めしていたため、
魚が暴れてパックを壊したというエピソードがあるほど、新鮮で人気がありました。


「それまでは怖いくらい順調な経営だったんです」
と話してくださったのは、鳥の海ふれあい市場協同組合
代表理事長の菊地一男さんです。


震災後間もなく役員で話し合いの場を持ち
8月ごろから再開に向けて動き出した菊地さんたちは
9月の「はらこ飯」のシーズンには再開させたいと思っていました。
亘理町、中小企業基盤整備機構の援助を受けながらもなかなかスムーズに事が運ばずに
12月23日に土・日・祝のみですが、やっとオープンの運びとなりました。

この市場は、数ある仮設店舗の中でも一番海に近い場所にあります。
なぜ、あえてここに作ったのか…

 集客よりも、この場所に作ったのにはもっと大事な意味がある。

菊地さんのお話を聞きながらそう思いました。


荒浜地区は、わたり温泉鳥の海だけでなく、人工芝が人気のグラウンドや
プレジャーボート基地のフィッシャリーナなど
亘理町の観光の拠点でもありました。


 人が集まり、にぎわう荒浜地区を再生したい!



そんな熱い思いを持っての市場再開なのです。

オープンから3カ月、順調な滑り出しだったこともあり
4月からは年中無休営業に切り替えました。
しかし、間もなく放射能汚染のニュースの影響をもろに受けてしまい、売り上げは落ちる一方でした。
もちろんお店に並ぶ魚や野菜・果物たちは検査され安全確認されたものだけ。
それでも市場では風評被害に苦しんでいるのです。


このままでは市場を継続していくことも難しくなると判断し
7月からはまた当初のように、土・日・祝だけの営業に戻すそうです。
従業員の雇用の問題もあるので、その間平日はお弁当を作って販売します。
亘理町役場や荒浜地区で作業しているみんなに食べてもらおうということです。
9月のはらこ飯シーズンからの巻き返しに期待しています。


市場内の様子
さまざまな特産品があります


野菜はどれも新鮮で安い!!

地元の海産物も揃っています。

新鮮な魚が美味しそうです。

この日はカレイがたくさん並んでいました。
新鮮で安い!


町内のお菓子屋さんも多数出店しています。
ここで色んなお店のお菓子を買って食べ比べも良いかも!?



県内で取れた果物で作られたジャムです。

荒浜地区の再生のためにも、市場をつぶすわけにはいかないという思いがあります。

「ここが踏ん張り時ですから。
頑張ろうと前向きになっている若者たちのためにも、私たちも頑張らないと。」

菊地さんは笑顔で話してくださいました。


これまで通りイベントの開催や県内外の催し物に出店するなど積極的に市場のアピールをしていく予定です。
ぜひ、亘理・荒浜地区の特産品を購入して復旧復興の後押しを手伝ってください。

特産品を詰め合わせてご贈答にも!!

市場の建物です。
港の目の前なのですぐ分かります。


取材が終わった帰り、市場で買い物をしました。
魚はもちろん野菜も果物もとても新鮮で、何よりその安さに驚きました。
バニラとイチゴのミックスソフトクリームも絶品です!
イチゴの香りと濃厚さがオススメですので、ぜひお試しください。


いちごのフレッシュな香りがさわやか!


こんなに可愛いむすび丸パンもあります。




左から高橋さん、菊地さん、水野さん
皆さまのお越しをお待ちしております。



(取材日 平成24年6月21日)