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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年6月26日火曜日

2012年6月26日火曜日18:16
new-Tです。

『ココロプレス』6月18日に掲載した、ふらっとーほくの事業「わたりグリーンベルトプロジェクト」の「みんなでこせっぺ!おらほの森」の第1回ワークショップ<見て知る>が、6月23日(土)鳥の海の海浜で行われました。

当日は何事もなければ海水浴日和とでもいえる好天でした。
参加の女性の中には「遠足気分ね」っていう方もいましたよ。

集合は亘理町役場中央公民館に参加者が続々と集合してきます。
22歳から75歳まで老若男女約40名の参加者はやはり地元の方が多いようです。

亘理町役場中央公民館













参加の方々の住んでいたところを示す地図。ここに参加者はマーキングします。


事務局長の松島宏祐さん。














午前10時、このプロジェクトの事務局長、松島宏佑さんの挨拶から始まりました。
「亘理町の防潮林を復興のシンボルとして復興させたい」という力強い言葉に参加の皆さんも深くうなずいていました。

まず、この日は防潮林の現在を見ることから始まります。
その現在をナビゲートする小河原孝生さんの挨拶。
小河原さんは環境問題のアナリストで環境教育の人材育成が専門です。
「夢を形にしていく作業を、遠い未来の子どもたちのために、楽しんでやっていきたいですね」とにこやかに。

小河原さん
ナビゲーターは他に、植物学が専門の竹島佐絵子さん、やまもと・わたり田園空間博物館の石川勝行さん(今年2月13日掲載の『ココロプレス』に登場)、種苗業者としての経験を生かして防潮林再生に取り組む加藤登さんです。

この後、2台のバスに分乗して鳥の海、吉田浜エリアの県有林と国有林の観察に入りました。

いざ、出発!!













観察開始。
クロマツの高さは約10メートル、このクロマツを越えて津波が襲ってきたのです。



観察ポイントは7つ。

1 クロマツの年齢、密度、高さ、太さ
2 その他の高木の種類、密度、高さ、太さ
3 下層木の種類、密度
4 倒木の根の様子 水平根、垂直根
5 津波の影響
6 海水の影響
7 堆砂の影響



ヤマザクラのサクランボ。生命は強い。津波にも負けない。

約2時間の観察を終え、一行は公民館に戻り午後からワールドカフェトークです。
現地を観察し、感じていること。
防潮林と私との関わり。
私がイメージする未来の防潮林。

わたしは時間の関係で午後のトークは取材できませんでしたが、前回登場していただいた細田さんから後日話された内容をいただきました。
その中からいくつか挙げてみます。

<本日の会合では新しく作る防潮林の意味や、これからの進め方、そして現地視察と今後の活動の指針が示され、市民で作る防潮林事業の大切さをしみじみ感じました> 男性 64歳

<防潮林現地を見てあらためて大きな出来事だったことが思い起こされました。100、200年とこの町を守ってきたあの防潮林の無残なこわれ方に本当におそろしさを感じました> 女性 69歳

<どんな時にも行けばほっとする森 また行こうと感じさせる森 それを作ることができればよいがなーと思って参加する> 女性 74歳

<防潮林としてだけでなく市民広場的に利用できる施設も含めて作っていきたいと思っています> 女性 74歳

<在来種を主とした動植物が豊かで、潮や風にも強い森 人の憩いの場となり、人が集まる町 農業を体験したり、自然環境や旅を楽しめる町> 女性 44歳

豊かでうっそうとした森は東北の象徴でもあり、プライドでもあるような気がします。
沿岸部の防潮林ももちろんそうです。

あの津波が多くの防潮林をなぎ倒し、虫食いのように点在する悲惨な姿には心痛む思いです。


しかし、人間は強いなあ。
負けてられっか!!

「わたりグリーンベルトプロジェクト」始まったばかりです。
次回は7月7日(土)体験するワークショップ。
将来、沿岸部に植樹される苗木や下草をつくるそうです。


ところで、『ココロプレス』は全国に読者がいますので、
宮城県以外の読者の方々に方言講座です。

「みんなでこせっぺ!」のこせっぺとは?
こしらえる(作り出す)という意味で、それの呼びかけ、こしらえましょう!ということです。



わたりグリーンベルトプロジェクト
0223-35-7735

(取材日 平成24年6月23日)