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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年6月18日月曜日

2012年6月18日月曜日10:28
nabeです


私の地元、山元町に「夢いちごの郷」という
イチゴの観光農園&野菜や特産品の直売所があります。

運営する「夢いちごの郷 友の会」の菅野孝雄さんにお話を聞きました。

菅野さんたち友の会の皆さんは
震災の津波によって観光農園と直売所を流され
再開ができるのかさえ分からないほどの打撃を受けていました。
町の9割のイチゴ農家が被害に遭い、復興どころか
それを考える余裕すら、初めの頃は無かったためです。

しかし、「夢いちごの郷」をもうやらないということになれば、
仕事を辞めてしまうのも同然…
そんな思いもあって、7月に開いた震災以来初の役員会では
解散ではなく休会ということにしたのです。


ところが、直売所ではイチゴだけでなく野菜やリンゴなどの果物、特産品なども扱っていて、
ここに卸すために作物を作っていた生産者もいました。
津波の被害をまぬがれて生産に取り組んでいる生産者に対して、先行きの分からない休会のままでは申し訳ない。
そう思い直して、なんとか9月のオープンにこぎつけたのだそうです。


オープンにはさまざまな苦労がありました。
町にかけあっても門前払い同然だったり、中小企業向けの支援を考えたりしても
なかなか自分たちの思うような再開が思い描けなかったり。

そんな時に、自衛隊が使って残していった小さなプレハブを借りる事ができたり
国道6号沿いの良い場所に、好意で土地を貸してくださる方がいたりして
色んな支援を受けながら、やっと再開できた「夢いちごの郷」なのです。




小さいけれど
希望や未来がいっぱい詰まった直売所です


津波の被害を受けながらも、延べ2000人のボランティアの皆さんの力を借りて
何とか復旧できたいちごハウス。
おかげで2月からいちご狩りも再開できました。
作付面積が小さいため、大勢のお客様に満足していただけるほどは用意できず
土・日・祝のみの完全予約制でしたが、好評のうちに5月いっぱいで終わりました。

直売所は10月いっぱいまでは土・日・祝のみの営業になりますが、
11月からは山元町のもう一つの特産品であるリンゴが美味しく実るため、平日も営業します。
ぜひ、山元町の特産品を買いに来てください。
そして、山元町の良いところをたくさん見ていってください。



今日はちょっと少なめですが
新鮮ないちごや野菜が並んでいます

素材が生かされたアイス
さわやかな味が美味しいです


今だからこそ頑張ろう

今は大変な時。
だからこそ頑張って、あえてこれまでやってきた事をちゃんとやりたい。
被災したから出来ない…ではなく、とにかく頑張って震災前の状況に近付けたい。
そうして頑張っていれば、いつか軌道に乗って
自然と以前の状態に戻るのではないか?

そんな風に話してくださった菅野さんは
ゆっくりですが、確実に復興に向かって進んでいました。


(取材日 平成24年6月17日)