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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年3月7日水曜日

2012年3月7日水曜日11:44
ホイ・コーロー先生です。 
前編に引き続き、『かねしょう商店』をお送りします。
お茶とお菓子をごちそうになりながら、取材を続けさせていただきます。

村田町にある蔵のほとんどが、個人所有の建物。町の文化財に指定されているなら補助金など行政の支援もあるが、個人所有では全て自己負担。直すのには、数百万~数千万単位の費用が圧し掛かるため、取り壊す家も多い。直したからといって、それが何かに繋がるわけではないと、ありののままに話してくれました。

「うちも、『ご先祖様ごめんなさい!!』といって、2つ蔵を壊しました。更地になった土から草が生えて、その中からコオロギの鳴き声が聞こえた時は、なんか儚さを感じました。お月さんは去年と同じなのにと思ったら、つい」


(こちらはまだ壊れたままの状況。ブルーシートで覆われています)




大沼さんから時々発せられる、情緒的・文学的表現が印象に残ります。

かねしょうの時館は、去年の7月17日にオープン
震災から4カ月余りで開けることが出来たのは、宮城大学の学生ボランティアの力が大きかったそうです。
「やっぱりボランティアの方に片づけてもらったのは本当に助かった。若いって素晴らしいなと。あっという間に2日位で片づけちゃうんだもん。労働力がすごい」


(当時の凄まじい状況が写真からも分かる)


(棚に並べる作業もボランティアの方が)

ボランティアの協力がなければ、何年片付けをしても終わらなかったのではと話す大沼さん。
「かねしょうの時館っていう名前は、娘が考えたんです。時は歴史。館はこの家。この家の歴史が詰まった空間という意味なんですよ」

観光客の方にも見てほしいと話していましたが、お客さんはなかなか戻らない様子です。
「昔、NHKの“ラジオ深夜便”で紹介された時は、かなりたくさんのお客さんに来てもらったんですけどね。今は、村田町に訪れる人も少ないんでね。どうにかしなくちゃとは思いますね」

「今から15年前に、3軒だけで試しにひな人形を飾ったんですよ。最初は、こんなので人が来るのかね、なんて話してたら、2日間で1000人も来て、そこから手を挙げる所が増えて、今では村田の観光イベントの1つになったんですよ」

今年の3月24日・25日に行われるひな祭りも、賑わいそうです。



昔の話、人生観、世間話など色々お話をさせていただきました。非常に面白く、タメになりました。
最後に思ったのは、「伝え続けていく」ということ。その大切さに気付かされました。
後世に伝えるのは、先人の役目と考えるならば、私自身も何かを伝え続けていく必要があります。
何を伝えていくかは、もう少し長生きをしないと見えてこないものなのかもしれないので、あと30年くらい生きたら考えてみたいと思います。




『かねしょう商店・かねしょうの時館』に興味がある方は、ぜひ足を運んでみてください。

かねしょう商店 (2階→かねしょうの時館)
宮城県柴田郡村田町字町33
TEL 0224-83-2027
FAX 0224-83-2027

(平成24年2月23日)