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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年2月1日水曜日

2012年2月1日水曜日9:41
ココです。
今日は、雄勝中学校に来ています。

映画、ドラマ、CM等の音楽制作、ボイストレーニング講師など幅広くご活躍、
仙台ラジオ3「Groovi’n J」パーソナリティとしてもお馴染みの“いがり大志”さん。

いがり大志さんです



いがりさんはライフワークとして、さまざまなボランティア活動をされてきました。
今回の震災でも、「音楽の力で何かできることはないか」「僕がやらなきゃ」という強い思いで4月に被災地入りしました。


その当時はまだ音楽で何かができるという状況ではなかったそうですが、
「何でもするから、何でも言ってほしい!」といがりさんは音楽以外にも自分ができることを求め、炊き出しの手伝いなどをなさったそうです。


そんな活動の中で、ネットワークが広がっていきました。
震災後に立ち上がった新しい漁業の形を目指す三陸雄勝の漁師会社「OHガッツ!」のタチバナさん、各分野の表現者・思考者たちが日本文化のさらなる深まりと広がりを目的に参集したボランティア集団「エンジン01(ゼロワン)」のフジワラさん・・・・・・

こうした人との出会い、つながりから、雄勝中学生へいがりさんのゴスペル指導が始まりまったのです。


雄勝中学校は被災して校舎が使えなくなったため、生徒たちは現在、宮城県石巻北高等学校飯野川(いいのがわ)校に通っています。
毎週水曜日、そこにいがりさんも通って、授業でゴスペルを指導しています。



これは一度聴きに行かなければ……

授業の見学をお願いしたところ、いがりさんは快くOKしてくださいました。




いがり大志さん


真剣に譜面を追う生徒たち


“あなたがいたから”
ゴスペル合唱練習始まりました♪




“あなたがいたから”

「 あなたがいたから 歩きだせた  あなたがいたから 笑顔になれた
  あなたがいたから 人にやさしく  生きて 生きてこられた 」(一部引用)


雄勝中のみんなが歌い出して耳に入った優しくて温かい詩とメロディに、思わず「うるっ」と涙してしまった私です。


歌詞は河北新報社が公募した“ありがとうの詩”に寄せられた約460篇の中から選ばれ、いがりさんが作曲して出来上がりました。



3月にはこの曲が収録されたアルバムが発売されます。
同じく雄勝中学校の生徒たちによる“復興輪太鼓”ドイツ公演が
3月下旬に決まっていますが、その時にゴスペル合唱も一緒に披露することが決まったそうです

どのような表情で生徒たちがこの曲を歌うのか、とても気になっています。
聴き始めは色々な思いが巡りましたが、不思議なことに、聴き終えてからまた繰り返し聴くとエネルギーが沸いてくる、そんな感覚になりました。「困難を乗り越える、乗り越えられるんだ」というポジティブな感情も沸いてきました。

これがゴスペルの持つ力とでもいうのでしょうか…不思議でした。


プロデューサーの遠藤さんと横田さん。
“ありがとうの詩”ゴスペル授業、プロデューサーのお2人です。


いがりさん、プロデューサーの遠藤さんと横田さん。被災地支援のなかで“何かできること”を模索し、力の限りやるんだという思いの強さがこの3人を結びつけたようにも思います。



~追記~

授業の後は給食の時間。
この日のメニューは“カレー”でした。

雄勝地区の学校給食は、給食設備がまだ復旧していないため、通常より品数が一品足りない状態が続いているそうです。

建物の再建の他にも、、こうした未解決の問題がまだまだあることを知ったココでした。

この日はカレー給食でした



(平成24年1月27日、2月1日)