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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年2月1日水曜日

2012年2月1日水曜日20:21
震災直後、私の周りの子供たちの描く絵は、モンスターのような津波の絵ばかりでした。
渦を巻いていく濁流がグレーと黒で書きなぐられ、目を吊り上げた波の壁。
こんな色や絵が今の子供たちの心を覆っているのだろうか。そんな絵を描く子供たちに、一人の大人が質問を投げかけました。


「海は好き?」
「好き。」
「どんなところが好き?」
「だってお魚がいっぱいいるもん」
「海はごめんねといいながら、大きな津波の兄弟になっちゃんたんだよ」
「だからね、大人たちは海に浮かぶ学校やお家を作ればいいんだよ」

悲しみに打ちひしがれる大人たちの傍で、無邪気に話す子どもたちだけが抱く理想世界。
決して大人が踏み込めないイマジネーションに満ちた世界に、「絵」はひとつの暗号であり、大きなメッセージと信じて疑わないmomoです。


仙台市若林区にある、街のコミュニティサイト 「せんだいタウン情報 machico」の編集部。
去年の4月、復興支援の形を模索していた編集部に、イタリアから1本のメールが届きました。


届いた子供たちの絵を、どういう形で被災地の子供たちにつないでいこうか、編集長の門脇佐知さんは当時の複雑な心境を語ります。

 「公私共に、震災後の復興の形をどう支援していけばいいのか、考えあぐねいていたところでした。震災後、イタリアから編集部に絵を届けたいという相談があり、どういう形で被災地に届けようか考えていましたが、幸いなことにマチコのサーバーは機能していたので、モバイルや海外からも見られるように、この絵を何らかの形にしようと、4月上旬からこのプロジェクトを立ち上げました」


イタリア、アメリカ、イギリス、ポーランド、フィリピンの5カ国から届いた、被災地の子供たちを励ましたいと寄せられた色鮮やかな色彩の数々。
次々と送られてくる美しい色彩を放った子供たちの絵は、ポストカート、年賀状、カレンダーという形となって、全国に発信されます



「震災直後は、当社の発行しているタウン情報誌“S-Style”や“Kappo”とともに、送られてきた絵をまとめた冊子を避難所に配布して歩きました。
情報や美しい色彩に枯渇していた時期だけに、避難所ではたくさんの方々に喜んでいただきました。
さまざまな支援物資の中で、海外からの子供たちの絵とメッセージは、ある意味異色だったかもれませんけどね(笑)」


破牙神ライザー龍にカレンダーとシールをプレゼントされて大喜びの子供たち


1月24日、マイクと訪れた東松島の大曲保育所では、子供たちのお誕生会の後に、被災地ではその名を知らない人はいない、破牙神ライザー龍が登場。
MCのお姉さんが、「世界には、こんなにみんなのことを心配してくれるお友達がいるよ」とステージ上で紹介!
なんてかっこいいんだ、龍・・思わず子供たちと一緒に手を伸ばす私に、子供たちから失笑が・・。

▼「ヒーロー登場!大盛り上がりの誕生会」
by マイク
http://kokoropress.blogspot.com/2012/01/ryu-projectvol2.html



龍の手から1枚1枚手渡されたカレンダーと、龍のかっこいいシールに子供たちは大喜び!「支援されることが当たり前と思わず、この温かい支援に、私たちも何等かの形で答えていかなければいけないですね」
大曲保育所の阿部所長は、優しい目で、海外からの子供たちの絵を見つめます。



同じ1月24日、ココロプレスの気仙沼スタッフが、気仙沼の子供たち125人に可愛い絵のメッセージを届けにいきました。
気仙沼のママも子供たちも大喜び!
「世界の子供の笑顔と優しさのカレンダーを」 by kaii


門脇さんは、街のコミュニティサイト 「machico」で、宮城、仙台のカルチャーや飲食店情報を初めさまざまなプロジェクトを展開し、ご自身のブログの中でも、仙台の復興の形を紹介しています。

門脇さんのブログ「大震災を乗り越えて、仙台は今・・・」
Vol.(47)南三陸の子どもたちへ~アートでつなぐ心のプロジェクト~①
http://ameblo.jp/hikarushou/entry-11151277988.html

門脇さんにとって、「For  children  By  children 」 が目指すものはなんでしょうか。

「送られてきた世界からの子供たちの絵で、被災地の子供たちの心に明るい心が戻ればいいと願っています。こんなに明るい絵が描けるほどまで僕たちは元気になったよ、というメッセージを、今後はこちらから送ることができればいいですね。
日本の子供たちを心配してくれた海外の子供たちと、震災という大きな痛手を小さな心で受け止めなければいけなかった宮城の子供たちを、アートという形でつなげていきたいと考えています」

 


「世界中の子どもたちの笑顔が見たいから」 編集長の門脇 佐知さん




世界の子供たちから、宮城の子供たちへ。               
今度は、宮城の子供たちから世界の子供たちへ。

みんな、ステキな絵をたくさんありがとう。
今度は、僕達がみんなに絵を描くよ。
元気のお返しさ、愉しみに待っていてね!






「For  children  By  children 」
http://pages.machico.mu/tomoni_child/

◆せんだいタウン情報 「machico」
http://machico.mu/


(平成24年2月1日)
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日本からのありがとうを届けよう

海外の子供たちから送られてきた絵を見た大曲保育所19名の子供たち(5歳児)が、元気のお返しとありがとうの意味を込めて、たくさんの絵を描いて送ってくれました。
その絵はどれもが明るく温かな色彩に溢れ、子供たちの現在の元気な心の色を映し出しているものばかりです。
machicoでは、3月11日以降、海外にありがとうの絵を届けようと、子供たちが描いた絵を下記のサイトの中で募集しています。
是非、お子さまの描いた絵を、machico編集部に送ってくださいね。

   PC版】


【モバイル版】