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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年2月2日木曜日

2012年2月2日木曜日21:36
東松島市商店街にやって来ました。
こんにちは、ささかまくんです。


地元の旬な野菜や海産物、また姉妹都市の北海道更別村や
韓国の特産品などを発信している、
東松島あんてなしょっぷ 「まちんど」を訪問しました。


店長の伊藤 せい子さんにお会いしました。
「まちんど」は『海の人も里の人も街の人も、未来に光を届けたい』という、
東松島市の皆さんの思いをひとつにして、歩み続けているお店です。

伊藤さんは、自分のお店よりも、復興で頑張っている方ということで、
「のり工房矢本」を紹介してくだいました。



大曲にある「のり工房矢本」に伺い、 代表の津田清美さんにお話を聞きました。





「元々あった大曲浜の工房は、被災しましたが、
みなさんの支援もあり、去年の5月から、現在の場所で再開しました。
今は、被災を免れた海苔を買い戻し、加工販売を行っています」

工房では、希少な一番摘みの海苔を使用した焼き海苔や、「塩のり」シリーズなどの商品を
製造しています。



「また、震災後から、やはり塩は地元の塩で使おうということで、
塩竃の藻塩で、塩のりなどを加工販売しています」

藻塩とは、古くから伝わる製法で、ホンダワラなどの海藻を使用してつくるものです。
まろやかな味の塩です。
塩竃には、塩竃神社に祀られている、塩土老翁神から塩作りを伝えられたという、
伝説があります。




大曲浜では、50年来海苔の養殖が行われています。
毎年恒例の、塩釜神社で行われる「宮城県乾海苔品評会」において、
優勝・準優勝をこれまで数多く受賞し、2010年まで6年連続で皇室へのご献上を果たし、
上質な海苔の産地として有名な浜です。
こうした経緯から、大曲浜は「皇室御献上の浜」として、知られています




海苔の養殖は一般的には、二期作で作られますが、この大曲浜の海苔は手間をかけてでも、
良いものを作ろうと三期作を採用しています。


海苔は、最初の海苔を一番摘みといい、摘み取る回数が増える毎に、だんだん固くなってきます。
三期作の大曲浜の海苔は、摘み取る回数が少ない分、柔らかく、
口溶けがとても良いとされています。

また、この養殖場では、養殖の場所やその広さなどが平等になるよう、
独特の生産方法を採用しています。
このようにして、大曲浜の海苔は作られ、評判が高まっています。




津田さんたちは、生産者が食べておいしいと思うものを届けたい、
地域にあった味を作りたいとのことで、2010年6月に「のり工房 矢本」を立ち上げました。
津田さんのご家族も、海苔の養殖をされています。





「大曲周辺は、地盤沈下などの被害もありますが、立ち止まっているわけにはいきません。
復活して震災前よりも、いい海苔を作りたいです」とおっしゃる津田さん。




津田さんに、海苔のおいしい食べ方を聞きいたところ、
「そのまま食べても十分おいしいですが、パスタ、チーズ、肉なども合いますね」ということでした。
おにぎりなど、ご飯にも海苔の相性は、ばっちりですね。





「うめばりいっそだがら、あがいん!」
(うまいものばかりだから、どうぞ食べてください!)

方言は、暖かいですね。絆を感じます。
こちらの文字の入った、オリジナルTシャツもあります。


ちなみに、この味のある文字や海苔のパッケージのデザインは、
「まちんど」の伊藤さんが、作成されているとのことです。 



「皇室御献上のり」の輝かしい名誉と、歴史を大切にお守りください。
そして未来に光を!

地元の宝、そして日本の宝、矢本の海苔をみんなで応援しよう!!


のり工房
http://www.norikoubou-yamoto.com/


(平成24年2月2日)