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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年2月3日金曜日

2012年2月3日金曜日12:25
「雪大変だったでしょう?」
豪快な笑顔でkaiiを迎えてくれたのは山崎睦子さん。

「75歳。後期高齢者になったのよ・・・」

2年続けて命の危険が彼女を襲いました。

交通事故では40日以上も眠ったままの状態。
「本当に目覚めるのかな?フツウの生活ができるのかな?」
そんな思いでご家族は睦子さんの目覚めを待ちました。

目覚めてからのリハビリは苦痛。痛みに顔を歪めながらも
「座る」からリハビリが始まったことなどを教えてくれました。

「2日間休んだら、また初めからリハビリが必要になるのよ
月曜日にはレベルがまた戻り、また痛いリハビリをするしかなかった。
そんな経験から、リハビリは毎日できないといけないと思うんですよ」

経験した人にしかわからない苦しみ。
経験のない人間には想像もつかないものだと思います。

健常な私は、ともすると・・・ついつい
「早くして~」「道を譲って」「何で~」と思いがち

「狭い日本そんなに急いでどこへ行く?」
そんな交通標語が昔ありましたが
何事にも「待てる」「一呼吸おける」ことが大切なのだと、山崎さんの経験を聞きながら考えていました。

なりたくて病気になる人も怪我をする人もいないのに・・・
回復の過程をゆっくり見守ることがなかなかできない。
立てば歩めの親心・・・?
急ぐ理由のない環境の中に「急ぐ」を、作っているのも自分なのだと思います。

「これから面白いことを考えているのよ~ふふふ」







75歳・・・生きることを楽しんでいる山崎さんと話しながら、元気を分けてもらってきました。

元気の素は「人と関わること」だと山崎さん。
震災後、人間関係のあり方が変わったことを話しながら、これから先の20年について話してきました。

「元気でね~平成30年の大島架橋の開通にはぜひ一緒に渡りましょう」
そんな話をして別れてきました。

「またおいでね」
と雪の中で見送っていただきました。

保育士さんだった彼女には「母」の優しさがいつもあるような気がします。

























(平成24年2月3日)