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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年1月16日月曜日

2012年1月16日月曜日18:06
new-Tです。

仙台市太白区秋保の乗馬クラブ「ベルステーブル」に行ってきました。 オーナーは鈴木嘉憲さん(30歳)。

そうです、昨年の12月28日に取材させたいただいた「ホースギャラリー チモシー」のオーナー鈴木弘二さんの息子さんです。



乗馬フィールドから見たベルステーブル全景


閖上の乗馬クラブは41頭中39頭が津波の犠牲になりました。

そして乗馬クラブのスタッフのお一人が行方不明になっています。

震災後、馬の遺体を回収している間は何も考えられなかった鈴木さん、1カ月ほど過ぎて大体の馬が発見されたあたりから乗馬クラブを再建するという前向きな気持ちになってきました。

まずは早速場所探しです。

場所探しといっても人間が住む住居ではなく、乗馬クラブですからね。そう簡単ではありません。 それでも5月後半に現在の場所が見つかりました。 秋保森林スポーツ公園の頂上に約3000坪のテニスコートの敷地があったのです。

鈴木さんは亡くなった馬たちが帰って来られるようにと平成23年8月13日、お盆入りの日に合わせて「ベルステーブル」をオープンしました。 現在馬は19頭。 1頭1頭と向き合う時間を作りたいということで閖上の時より少ない頭数にしたそうです。

馬の魅力はどういうところですか?

「嘘をつかない。自分と向き合ってくれます」

「毎日必ず1頭ずつ亡くなった馬の名前を呼ぶようにしています。忘れないために」

厩舎をステーブルといいます。ベルは鈴ですから鈴木厩舎ということになるんでしょう。

鈴木さんは、これからこの国を引っ張っていかなくてはならない自分たちの世代が、震災を体験したことを後ろ向きに考えてはいけないと言います。

「これをバネに頑張れますから」

素晴らしいポジティブ指向です。

ボードには「今を一生懸命に生きる」と書いてあります。



さて、閖上で生き残った2頭の馬のことが気になりました。
海水を飲み、骨まで見えるくらいの怪我を負い立ち尽くしていた馬の名前を呼ぶと、嬉しそうにペットボトルの水をうまそうに飲んだといいます。
現在は蔵王にある叔父さんの乗馬クラブで人を乗せることもなく悠々と暮らしています。

早く夏になってくれないかあ、と鈴木さん。
春から夏、気持ちよさそうな環境の中で馬と戯れるのもいいですね。

乗馬クラブ「ベルステーブル」
080-5733-2611
http://www.bell-stable.com/

(平成24年1月16日)