header

宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

ヘッダー写真説明文

写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年1月18日水曜日

2012年1月18日水曜日9:31
「今年もよろしくね」
末吉がその声に振り返ると、昨年末、農業復興の作業の取材を受けていただいた佐藤良治さんでした。

「これから、船で大島へ行くんだ。大島で農業の移動総会なんだ」
大島行きのフェリー乗り場であった佐藤さんと
「さっぱり進まないな~。せめて玄関先の神明さまだけでも治らないかな」
気仙沼湾を眺めて話ました。

震災から10カ月。
町の瓦礫は随分撤去されましたが、まだまだ「復興」の2文字は遠いという感じは否めません。

互いの近況を話していると、佐藤さんが
「去年の年末に約70キロの餅をついて仮設に住んでいる知人や友人に分けたんだよ~
一昨年までは、みんな自分の家で餅つきしてたのが、去年はみんな“買った餅”だから、つきたての餅はすごく喜ばれたんだよ」

自宅が浸水域から離れていた佐藤さんの周りの方々への優しい気遣い。
それと同時に、一昨年までの地域の中にあった「当たり前」が、津波に流されてしまったことも改めて認識しました。

本家が分家の分までの「餅」をつく。親が子供にと「餅」をつく。
そんな風景までが消えてしまいました。

「今年は・・・少し前に進めるように頑張ろう~」と
元気いっぱいの笑顔を向けられました。


人のお世話や地域活動にも一生懸命な佐藤さん。
「地元鹿折地区が1日も早く復活すること、今年はみんなが平穏に暮らせること」
を祈っていました。


新しい1年が始まり「希望」の笑顔が地域の「元気」の種になることを祈っています。




(平成24年1月18日)