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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年1月10日火曜日

2012年1月10日火曜日17:00
こんにちは、石巻よりアオキです。
本日は「ボランティア支援ベース 絆」の活動拠点のある石巻市住吉町の(旧)みうらクリニックを訪ねて来ました。
ボランティアで石巻に訪れていらっしゃる方の目線で、石巻復興に懸ける思いをお伺いして来ました。
お話を聞かせていただいたのは、木村とーるさん、堀川ケンさん、阿部康彦さん。

「ボランティア支援ベース 絆」は、
“笑顔を支えること”
作るものではなく、自然と心から出る笑顔。そんな笑顔を、一つ一つのプロジェクトを通してどれだけ引き出せるか、どれだけたくさんの笑顔を支えられるか、知り合った一人一人の笑顔が見たい、という想いが繋がって始まった支援活動で、日本全国にネットワークを持つ団体や個人の集まりだそうです。

被災地石巻に今何が必要か、炊き出しや重機を使った瓦礫撤去作業、カヌーに乗り海の上での瓦礫撤去作業、漁業の支援、コミュニティーの場の提供など、その時々に最善なこと、ニーズに沿った支援活動を行っています。

1日の始まりは、毎朝7時30分から始まる全体ミーティング。
日々の活動内容の確認が行われます。「ファイト一発」と、気合を入れて、それぞれの活動に取り掛かります。

取材にお伺いした時は、平日は約15名、週末は約40名で活動。
北は北海道、南は沖縄から、そして海を越え海外から駆けつけてきてくれる方も多くいらっしゃいます。
一度参加した方がリピートして石巻へ訪れ、支援活動に参加される方も多くいらっしゃいます。仲間が新しい仲間を連れて訪れたり、次に訪れる時に、さらにまた新しい仲間を連れて訪れたりと、たくさんの方が携わっています。

「一瞬でも、活動に携わったという繋がりを大切に、人の気持ちで運営している」と、堀川さん。
人が人を繋ぐ、とても濃い関係で成り立っています。

夜のミーティングの様子です。みなさんで意見を出し合い、真剣な様子です

ミーティングは朝・昼・晩と1日3回行われます。
何もないところから、限られた人数で、どのようにしたら効率的に動くことができるのか、日々より良い活動ができるよう皆で意見を出し合い、密な話し合いが行われています。


活動に使用する“もの”にもこだわりがあります。
とても興味深い道具のお話もお伺いできました。それは人に地球に環境にもやさしい“車”。使用済み天ぷら油で走ることのできる車だそうです。活動していく上で、このような配慮も怠りません。

“これからの石巻には、どんなことが必要だと思われれますか”という質問に
「まだまだいっぱいありますよ。 声になって出て来ていないだけで、日々の生活の中に不自由さはいっぱいあるはずです」
と、堀川さん。
木村さんも、
「仮設住宅に住むお年寄りの方を支える活動などにも力を入れています。その中からうまれるニーズにも対応できるような活動をしていきます」
と、ちゃんと食べているのか、人と関わることのできる、生きていける生活のベースがあるのか、必要に応じてできるだけニーズに対応していきたいと、頼もしくお話してくださいました。
そして、震災から初めての冬を無事に越すことができるように、被災された石巻の方々を支えていきたいと語ってくれました。
“今後の取り組みについて一言お願いします”という質問に、
「今日は明日に、今やっていることは未来に繋がっていると信じています」
と、堀川さんが話してくださいました。

私は、“きっと復活していく石巻を信じている”と話してくださったように思いました。

「本来であれば、ボランティアが来なくても良い石巻に復活することが望ましいが、それまでの間、目標としては2014年3月までは、“気持ちと想い”がある限り、“ボランティア支援ベース 絆”の支援活動は終わらない」
と、石巻復興に向けて、熱く語ってくださいました。

生まれも育ちも石巻在住であるアオキでしたが、自分の考えの甘さに気付かずにはいられませんでした。
生まれ故郷の石巻へ恩返しをするために、まだまだ自分にできることがあるはずです。
しかし、どんなことができるのかなかなかそれが見出せていない自分に、無力さを感じ、恥ずかしくなる思いでした。
こんなにも頼もしく、心強いサポーターが地球上の各地からこの石巻を訪れ、支えてくれています。
その支えに甘んじることなく、石巻市民として自らの気持ちを強く持ち、日々を大切に生きていかなくてはならないと、また一つ学ばせていただきました。
それは、将来、私の家族、大好きな友人、関わりの持つことのできたすべての人と、自分自身が心から笑うことができるようになるためにも。
木村とーるさん、堀川ケンさん、阿部康彦さん、貴重なお話を聞かせていただきまして、ありがとうございました。
ボードに阿部さんが書いてくださったのは、孔子の句で、
“平穏な状況下でも絶えず危機に対処する心構えをもつ”と、いう意味があるそうです。
ボランティア支援ベース 絆
http://ishinomakizuna.net/

(平成24年1月10日)