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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年1月6日金曜日

2012年1月6日金曜日14:27

マイクです。
昨年の暮、つまり2011年12月11日。
七ヶ浜菖蒲田海岸から約2キロの高台に、「七の市商店街」がオープンしました。
ここには、津波で被災した七ヶ浜町内の7店が、仮設店舗として軒を連ねています。

高台に広場を囲うように配置された商店街

三浦商店
ホシ理容店
八木原美容院
フラワー花よし
カイロプラティック伊丹
夢麺
佐藤魚店

七の市商店街

今回は、七の市商店街を代表して「ホシ理容店」の店主、星さんにお話を伺いました。


ホシ理容店

長い間、地元菖蒲田浜で理容室を営んできた星さん。
「あの日は地獄だった」、当時をそう振り返ります。

津波で全てが流された店舗。
拾えたものは、何一つありませんでした。

ハサミやくし、ドライヤーはもちろん、今店舗にあるものは、全て譲ってもらったものや支援として受け取ったもの。
型の異なる2種類の理容椅子から、ホシ理容店がたくさんの協力を得て再開したことが窺えます。

型違いの理容椅子が並ぶ

そんな店舗の一角に、通常の理容室ではあまり見られないものがありました。


店内には、テーブルやソファが多数設置されている

大きな応接セットです。
人々の憩いのスペースになるようにと、店内にソファブースを設けました。
所々で経年の味が感じられるこのソファは、被災した保育所から譲り受けたものだそうです。

「髪を切るだけじゃなくて、ただここに話しにくるだけでも良い。
ちょっと立ち寄って、お茶でも飲んでいってくれれば」

テーブルには、いつ・誰が来てもゆっくりしてもらえるようにと、コーヒーやお茶が用意されていました。


各仮設住宅には住民が自由に利用することのできる集会所があります。
しかしながら、固定の利用者がいることで入りづらく感じ、引きこもりがちになってしまうお年寄りがいることも一方で事実だと、星さんは教えてくれました。
プラスとマイナスを生み出すコミュニティの両側面を、私はこのとき初めて知りました。

七の市商店街では、この場所を、誰もが気軽に立ち寄れる語らいの場にしていこうと全員が奮起しています。

「今はテレビの時代だけど、かつての床屋は情報発信の場所だった。
客ではない人が、将棋を打ったりおしゃべりをしたり・・・そういう場所に戻していきたい」

春になれば、商店街を囲むように美しい枝垂桜が咲き乱れます。
桜の木の下には、そのときを待つ憩いのベンチが設置されていました。

春になれば枝垂桜が囲む七の市商店街

「多くの人から”宮城県頑張れ、七ヶ浜頑張れ”と声だけではないメッセージをもらった。
これからは”大丈夫だよ宮城県、大丈夫だよ七ヶ浜”というメッセージを発信できる場にしていきたい」

「たくさんの応援に応えていきたい」

来る1月29日(日)は、かつて月に一度開催されていた「七の市」の売り出しイベントを開催予定とのこと。
当日は、多彩な出店に多くの賑わいが期待できます!
足を運んでみてはいかがでしょうか。


■七の市商店街
宮城郡七ヶ浜町吉田浜字野山5-9 生涯センター敷地内
※問合せは七ヶ浜町役場産業課(022-357-7443)まで


(平成24年1月6日)