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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年1月30日月曜日

2012年1月30日月曜日17:47
昨年の6月11日から市内古町で薬局を再開している、「みなと薬局」さんを、探してきました。

震災前には鹿折地区にあった「みなと薬局」さんは、仕事帰りに薬や化粧品を買いに寄れる
末吉のかかりつけ薬局でした。

昨年9月に、地域のお祭りで奥さんに再会して以来、
化粧品がなくなる度に「探しに行こう」と思っていました。
奥さんとお話するのが楽しくて・・・・・・小さな肌の悩みや体の悩みも安心して話せる場所でもあったので・・・この日は一生懸命探しました。

気仙沼駅通りのバス停のすぐ前。
数年前まで別な名前の薬局さんが営業していた場所に、
「みなと薬局」の看板がありました。
















「こんにちは」
お店の中は、鹿折のお店より少し狭くなっていまいたが、
奥さんも旦那さんも従業員の皆さんも
1人も変わらずにそこで働いていました。
いつもの笑顔がそこにありました。

















「鹿折のお客さんが、タクシーで来てくれたり、この場所に近い方々が来てくれたり、
バスを待つ人たちが立ち寄ってくれたり」

お客さんはとてもありがたい存在。

「鹿折の地には戻りたいけど、今後のことを考えると今は時期尚早。
これからあの地域がどういう復興計画の中に入っていくのか?
土地はどう使われるのか? そんな中身が決まれば将来は帰りたいと思う」

そう話してくれた旦那さんの言葉がうれしくて・・・・・・心強かったです。

奥さんは震災の後、「お客さんに何かして差し上げることはできないものか」と悩み過ぎた挙句、体調を崩してしまったそうです。

「店を再開することこそが、お客さんのためになる」
旦那さんのそんな言葉で頑張れたこと。
再開して、お客さんに会えるようになった今、その言葉が本当になったこと。
優しさ故に悩み続けた日々について振り返る、奥さんの言葉。

「震災後、1つずつ震災前に送っていたような生活に戻っていくたびに、
落ち着きを取り戻し、楽しいことにも1つずつ出会えるようになりますね」
「女性がお化粧をしたり、おしゃれをしたり、そんな日常の中でこそ自分を取り戻していける環境が生まれていくと思います」

そんな言葉に、うなずきながら、こんな気持ちになれるまでの苦労に想像を巡らしてみたりしました。

「また来たよ~」そんな言葉で、まるで自分の家にでも帰ってきたように入って来た常連さんを見て、
これが日常、この日常を繰り返して、また人は人間らしく生きていくのかな?
末吉はそんなことを考えました。

「お互いにがんばりましょう。体には気をつけて」

そんな言葉がとてもうれしい末吉は、訪ねて来て本当に良かったと思ったのでした。















(平成24年1月30日)