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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年1月26日木曜日

2012年1月26日木曜日18:41
「五十番タクシー」














なぜこの名前なのか?子どもの頃から不思議でしたが
電話番号も50番なのでそうなんだろうと
子どもの頃から疑わずにそう思っていました。

私には、若い時からなくてはならない存在。
バスに乗り遅れた・・・部活で遅くなった
友達と呑んだ・・・も、出かけたも
運転手さんたちに「家」と言えば連れて帰ってくれる
安心できる存在です。

私の愚痴を聞いてくれる存在でもあり
相談に乗ってくれる存在でもあり
悩んでいると後押ししてくれる存在でもあります。
そんな心強い運転手さんたちのいる
50番タクシーは、地元の大切な足です。














震災前は鹿折の海の近くにあった本社。
ここの前を通り抜けると安心できる笑顔が
たくさん並んで、手をふってくれていました。
その本社も津波で流され
今は、田中前に本社機能を移して営業しています。

手を振ることも笑顔に会うことも少なくなりましたが、
町ですれ違うと、笑顔で手を振ってくれる運転手さんばかりです。

震災後、まだ道路も不安定なときにでも、50番タクシーは
まちのみんなの足になってくれていました。

専務さんにあの時の燃料について聞いてみました。
専務さん「実はね・・・タクシーを連ねて岩手県まで燃料調達に行っていたんだよ」
そんな苦労をしてもみんなの足になってくれた運転手さんたちに感謝しました。

毎日、午前中は買い物や通院のお年寄りからの電話で忙しいとのこと。
「笑顔」と「優しさ」と「配慮」
人生の中で
50番の運転手さんたちにこのことも教えられました。
面白くなくて怒った日はなだめ、悲しいときには慰めてくれ
今日までの私の人生の一部を支え続けてくれた
運転手さんみなさんに感謝しています。

専務さんが
「早く、1日も早く、鹿折に帰りたいよ。
これからこの鹿折がどうなっていくのか・・・
役所には早く情報を開示してほしい」と話してくれました。














私も早く帰ってきてほしい。
気仙沼から出かけて帰郷すると待っていてくれるのは
50番タクシーの緑のラインの入った車。
















開いたドアからは
「おかえりなさい」の声が聞こえます。
この時に、気仙沼に帰ってきた・・・自分の町へ帰ってきたことを実感します。

50番タクシーの運転手さんたちの笑顔が私の人生の手本。
いろいろな「人」を教えてくれる人生の手本です。

早く故郷鹿折に帰って来てまた、地域の人の足として活躍してほしいと
心から願いながら本社に待機していた専務さんと常務さんとお話してきました。

「明日、取材に行きます~。と専務さんに伝えてください」
お願いしたのも、偶然会った運転手さん。
こんなお願いも快く引き受けてくれた
50番タクシーのみなさんに感謝しています。
そして
これからも、
気仙沼へ来る、観光客の皆」さんや
私たちのことをよろしくお願いします。

(平成24年1月26日)