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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年1月1日日曜日

2012年1月1日日曜日14:00


「3月11日。大地震の直後に押し寄せた津波は、引き潮の時には対岸の牡鹿半島まで海底が露呈するほどの大きなものでした。電気も通信も途絶え、桟橋が沈下したため物資運搬もままならず、一時は悲観的な気持ちになりかけました。しかし、幸い職員は全員無事。それでなんとか踏ん張れました」

ココロデスクです。
初詣で大忙しの金華山黄金山神社
権禰宜(ごんねぎ)の日野篤志さんから、ようやくインタビューの時間をいただきました。


崩れ落ちた石垣や灯籠

「ここは南三陸金華山国定公園の一角。とはいえ神社は私有地ですので、公的な支援がなかなか受けられません。境内ばかりか参道の復旧も自前で進めなければならず途方に暮れていたところに、ボランティアの方々が手を差し伸べてくれたのです」

聞けば、干潮時に小型船が運航できるようになった夏頃から、石巻の「ボランティア支援ベース絆」や「牡鹿ボランティアセンター」を中心に、ボランティアが全国から続々と金華山に集まって来たそうです。


「8月中旬から来てくださるようになり、崩れた灯籠や石垣を組み直してくださいました。阪神淡路大震災の際に活動経験がある方もいて、重機の扱いなどはプロの腕前。9月25日の例大祭を目標に皆で頑張っていて、あともう一息というところでしたが」


そう、そこへ9月21日の台風15号の直撃です。
地震で緩んでいた地盤を豪雨が襲い、沢という沢で土石流が発生しました。せっかく整備した桟橋は泥に埋まり、参道は崩落。

「何もかも振り出しに戻った気分でした。それでも復興への勢いは収まることなく、ボランティアさんたちの懸命の作業で境内までの細い道がどうにか通り、数組の参詣者を例大祭に迎えることができました」

全国から集まったボランティアが修復した参道

次の大きな目標である初詣に向けて、ボランティアのパワーはますます高まりました。

海の津波と山津波(土石流)それぞれの津波が運んだ泥を掻き出し、水道の取水口の復旧、
さらに12月中旬には全国からボランティアが重機を持ち込んで集まり、参道を一気に修復しました。

そして、今日の元旦を迎えることができたのです。

金華山黄金山神社 権禰宜 日野篤志さん


「来年は当神社最大の神事、巳歳御縁年大祭の年です。課題は山ほどありますが、一歩一歩着実に解決して巳歳御縁年大祭を成功させ、復興の証としたい」
と日野さん。

「ここまでたどり着いた道のりについて、詳しくはこれをお読みください」と手渡された社報「金華山」。真新しい新年号には、宮城県有数の観光拠点・金華山にかかわる人たちの苦闘と希望、そして金華山黄金山神社からの感謝の気持ちが書き綴られていました。

社報「金華山」第80号


金華山黄金山神社
http://www5.ocn.ne.jp/~kinkasan/


(平成24年1月1日)