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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年1月13日金曜日

2012年1月13日金曜日13:27
気仙沼市の西部の山間地に廿一地区があります。
農業と林業が盛んな地区です。


kaiiの若き日、廿一地区に住む友だちの家に泊まりに行って観た星は、
「宝石箱をひっくり返した」の言葉では足りないほどの瞬きを湛えていました。
夜の闇に連なる山影は黒く、その上には無数の星が時をただ静かに見つめていました。

「きれい」そんな言葉では足りない感動。
静寂の豊かさに夜空を無言で、皆で眺め
時を忘れていたことを思い出し笑ったことを昨日のことのように思い出します。

そんな廿一地区に「桂の巨木」があるとの話を聞いて出掛けてみました。



桂の巨木は無言で聳えていました。

根元の小川が凍りついても、周りに生える竹が風にざわついても



自分は何も感じない・・・千手観音像を思わせる姿でした。


気仙沼の歌人熊谷武雄氏の生家の近くにありました。
手長山を愛した武雄さんの生家で、孫娘に当たる
歌人の熊谷龍子さんにお目にかかり、
皇后美智子様がお好きだという「柞」のお話を伺いました。
「柞」(ははそ)は、コナラなどブナ科コナラ属の総称なのだそうです。

気仙沼の海に豊かな栄養を与える落葉樹の森
「森は海の恋人」
畠山重篤氏の牡蠣の森のお話に思いを馳せました。


歌人熊谷龍子さんが「柞」「桂」「森」を詠んだご自身の短歌を私たちに選んでくださいましたので
ご紹介します。






熊谷龍子さんお歌


「早春の柞の森はいま起きたばかりのような優しさをみす」


「身の内にこのめる苗木潜めいる誰が樹々ならむこの桂樹は」


「終生をひとつ処に佇ちながら時代見据えておらむ樹木は」


(平成24年1月13日)