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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年1月11日水曜日

2012年1月11日水曜日12:00
こんにちは、石巻からアオキです。
震災から10カ月。北上川河口から約4キロ上流にある新北上大橋に来ています。

新北上大橋


新北上大橋からの眺め





この新北上大橋は2011年3月11日、津波により全長約570メートルのうち、約150メートルが流されました。
これだけ大きな橋が流されてしまう……。今のこのおだやかなで静かな北上川の流れに、想像もつきません。
今でも、流されてしまった約150メートルの部分はさらに上流の、新北上大橋から見える位置に沈んだまま。


左前方、川の中に震災時流されてしまった橋の部分は沈んだまま




しかし、震災から7カ月が経った2011年10月17日、新北上大橋は修復され開通しました。
それまでは、対岸へ渡るためには約40分もかけて大きく迂回しなくてはいけませんでした。
地元の方々からは、「復興への弾みがつく」と、待望の開通となりました。


新北上大橋からほど近くに、石巻市立大川小学校があります。
2階建て校舎の屋根までも乗り越える勢いで押し寄せた津波。
児童、教職員の84名の方々が行方不明・犠牲になりました。



“子まもり”の像

2011年10月23日、この大川小学校の正門脇に“子まもり”の像が建てられました。
山梨県富士吉田市の石彫り作家の浜田彰三さんが
「遺族の方々のつらい気持ちを、この像に少しでも託してもらえたら」
と、いう想いから贈られたそうです。
絶えず、手を合わせる方の姿や像をやさしく撫で思いを込める方の姿がありました。




赤い毛糸の編み物で包まれたその母の胸には、しっかりと子どもが抱かれています。
きっとこの像のように、亡くなられた子どもたち、犠牲になられた多くの方々の魂が、大切な人の元へしっかりと抱かれ、共に居れますように。
そして、決して忘れられないたくさんの思いを胸に、精一杯生きていくことを想って、わたしも手を合わせさせていただきました。
生活環境が再建し、それと同時に心の回復が見られたときに、初めて完全復興といえるのかもしれません。


(平成24年1月11日)