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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2011年11月30日水曜日

2011年11月30日水曜日16:25

こんにちは。今日の石巻は曇り、小雨もぱらついています。 アオキです。

ちょっぴり寒くなってきてしまったので、一休みに湊大門崎のカフェ、「Twinkle」にお邪魔してきました。




お店の中は初夏を思わせるような淡いブルー!! 素敵なお店でした☆

元気に迎えてくださったのは、藤原祥江さん。旦那様の鉄也さんと夫婦で経営しています。
とっても気さくで明るい方でしたので、その場で震災当時のお話を聞かせていただきました。

震災当日、お店にいた藤原さんは、津波が来て慌てて自宅のある2階へ上がりました。3.5メートルの津波は間もなく2階の床まで到達してきたそうです。
ハシゴを掛けてさらに屋根の上へ上がり、津波が流れていくのをただただ眺めるしかなかったそうです。

水が引いたお店の中には、20~30センチのヘドロと油が流れ込んで来ていて、電化製品はすべて使えなくなってしまっていました。自宅部分の畳の下からは、近くの魚の加工工場から流れて来た物か、大量のさつま揚げや魚が埋もれていたそうです。


「3月末から店を再開するまでの間は、店先で青空カフェを開いていたの。遠く流されてしまった物置からパラソルが見つかったから。ベンチを持ってきて置き、気軽に休んでって! っていう感じで、自然と顔見知りが集まる場所になってた」

そこは、震災前と同じような、仲間たちが集う笑顔になれる場所になっていたそうです。


「あるとき、よく来るお客さんに、もうお店のカレーやナポリタンは食べられなくなるのかぁ、寂しいなぁって言われて、そんなことないよ! 食べたきゃいつでも作るよ! って答えました。そこで、店先で炊き出しでもしようかなってマスターに相談して。そしたらマスターは、だったら店始めっぺ! って」

震災以来、営業を再開するなんて考えてもみなかった祥江さんは、少し戸惑いを感じたそうです。

でも、その言葉をきっかけに、お店再開の準備が始まりました!


5月3日には、ボランティア・ボーイスカウトの方13名が床下のドロ掻きを手伝ってくれました。
それから間もなく、大工さんが入って建物を直し、最後にマスター自らお店の内装を淡いブルーに塗り替え、7月10日に営業を再開しました。




「ボランティアの方々は自ら何かお手伝いしますと来てくれたし、大工さんは74歳のおじいちゃんで毎日軽トラックで鮎川から通ってくれたんだよ!! 大工さん自身、道具を津波に流されて大変だっ たはずなのに、最後のひと踏ん張りだからって。本当にありがたかったです!!」

「わざわざ石巻の水明町や蛇田から来てくれるお客さんもいるし、お店再開の準備を手伝ってくれた方々の気持ちに答えるためにも元気に営業してます!!」
と、目を輝かせて話してくださいました☆

他県に暮らす同級生からは励ましの色紙と救援物資が届きました。
今でもボーイスカウトの方々との交流もあり、お花が送られて来たそうです。




「支えてくださった方々には本当に感謝です」と、キラキラした表情で話してくださる祥江さん。気付くと、次から次へとお客様が入って来ていました。
そして皆さん顔見知り!!
なんてアットホームな雰囲気なの!?

・・・・・・と、時計を見たら私もけっこう長居してしまっていました。



Twinkleの営業再開を願ったお客様の気持ちや、ボードに書いてくださった祥江さんのメッセージを見て、人が集まる秘密がちょっぴり分かった気がしました☆





お店の人気メニューはピザトーストと昔ながらのナポリタンです♪
 コーヒーも美味しくいただきました★
元気で明るいTwinkle、近くへ来た際はぜひ寄ってみてください!!



(平成23年11月30日)