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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2011年12月8日木曜日

2011年12月8日木曜日20:30
マイクです。

「和菓子といえばどら焼き!」という方も多いのではないでしょうか?

仙台銘菓「なまどら焼き」


こちらは仙台銘菓、なまどら焼きの人気店である「菓匠榮太楼」さん。
常務取締役の齋藤さんにお話を伺いました。

フルラインで商品製造中に被災した3月11日―
地震後すぐ、停電のためにすべての機械がストップしました。

消火器を持って火元の確認に駆け回り、従業員の安否確認、それからの退避だったと齋藤さんは振り返ります。

津波は店舗の2メートル付近まで浸水。
すでに汚泥が掻き出され、震災前と変わらず整った様子の店内からは想像もつきません。

津波の跡が感じられないほどに整った店内


「傷んでだめになってしまうよりは、少しでも多くの人に食べ物を」―
菓匠榮太楼は震災の翌日から、ガソリンが続く限り、商品を避難所へと配り回りました。

すべてダウンした電気関係は意外にも早く、震災3日後には復旧。
1週間後には、出店のような形をとり、店頭で商品を販売していたそうです。

包装紙に泥がついて売り物にはならなくなった菓子類を、それでも街の人たちは喜んで受け取っていってくれたと話します。

全国にある販売店舗は、震災後、一斉に閉店。
お店としての取引自体が無くなってしまったため、あらためて一から店舗開拓をしていかなければなりません。

閉まった店舗地区のお客様からの要望もやはり多いそうです。
しかし、店舗復旧の見通しは立っておらず、現在は発送や近隣店舗からの取り寄せで対応している状態だといいます。

この他にも問題はあります。
包装紙の製造工場が被災したため、方法をあれこれ模索しながらの製造であること。
元々海抜0メートル地帯だった本町地区が震災で地盤沈下したために、大雨になるたびに店舗まで浸水すること。

それでも齋藤さんは笑顔でこう語ってくれました。

「震災からの復旧に関して、社員全員でスローガンに掲げたものは“復活”。
低迷していた経済も含め、復活したいという想いは誰しも持っているはず。
“復興”よりも“復活”の方が気持ち的にも前向きになれるんですよね。」

地元塩釜と榮太楼の「復活」を誓う


新商品も日々開発中とのこと。
「“復活するぞ”という気持ちでこれからも頑張っていきたい」

その言葉を聞いて、榮太楼が完全復活する日はきっとやってくる―
私はそう感じました。

これからもたくさんの榮太楼ファンに、おいしいお菓子を届けてください!

齋藤さん、ありがとうございました。

■菓匠榮太楼
塩竈市本町2-16
022-362-0235

(平成23年12月8日)

マイク