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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2011年11月30日水曜日

2011年11月30日水曜日16:23
こんにちは。石巻から、アオキです。

避難所になっていた石巻高校の近くに、「理容ジャイアンツ」という理髪店があります。
やさしい雰囲気の鈴木勝さん、奥様の邦子さんのご夫婦で営業されている創業48年のお店です。





「震災当時は避難所が近かったこともあって、たくさんの方がよくお店の前を通っていました。しばらくお風呂にも入れない日々が続いたから、きっと皆さん、頭を洗いたいだろうな、疲れが溜まっているだろうなと思って見ていました」


できる限りでやれることを始めたい…そう思った鈴木さんは、近くの中学校へ水を汲みに行き、蛇田まで自転車を走らせ練炭を調達、七輪でやかんにお湯を沸かし、震災から間もなくの3月20日にできる範囲で営業を再開しました。

時にはお湯が無くなってしまって、仕方なくお店を閉めることもありました。タオルは家族総出で手洗いしたそうです。


シャワーではなく、やかんで頭を洗う、カタチがままならない営業形態でしたが、「久しぶりの温かいタオル!うれしい!」「こんなにすっきりしたのは何日ぶりだろう!気持ちよかった。ありがとう!」と、慣れない生活に疲れ果てているはずのお客様の言葉に、胸がいっぱいになったそうです。


「震災で辛い思いをされた方が大勢いらっしゃいます。1日も早い復興を祈っています」と、真剣に話してくださった鈴木さんの言葉に、石巻の町が大好きだという気持ちも込められているようにも感じられました。



山の上の高台にお店があった立場として、津波の被害の大きかった地域の方たちを心配し、応援していますという鈴木さんの優しい気持ちが伝わってきて、私もますます、一日一日を精一杯頑張らなくちゃと思いました。


(平成23年11月30日)