header

宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

ヘッダー写真説明文

写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2011年12月12日月曜日

2011年12月12日月曜日17:05
こんにちは、new-Tです。


亘理町に行き、FMあおぞらを取材し、鳥の海のわたり温泉跡地と漁港を見て、亘理〜塩釜道(県道10号線)を仙台に向かって阿武隈川を渡ると岩沼。左手に営業中の赤いのぼりが見えました。


周りは津波に襲われて荒野のような有り様です。そんな荒野の中の赤いのぼりは、静かな町の赤提灯のように嫌が応にも目立ちますよね。



さっそく、車を止めて飛び込み取材敢行です。 

店の名前は「おおむらふぁーむ」。ご主人は大村昇さん(59歳)。
この街道沿いで農場を始めて20年、順調な経営をしていたのに津波で農場は壊滅的な状態になってしまいました。
ただ、家はなんとか残り、そこで暮らしています。道路から見えるご自宅では犬が吠えていました。その愛犬は津波が来る前に奥さんが助け出したそうです。



大村さんは岩沼消防団本部副団長で、震災当日は家のことどころではない状態でした。消防本部に詰めて情報収集に大わらわだったそうです。

その経験から市民の防災意識の向上を目指さなければならないと考えるようになりました。
避難を勧めても応じない人がかなりいたようです。それが被災の原因になったことも確かだと言います。



このプレハブ小屋で商売を始めて2カ月になりました。
ここでは、農場から採れた新鮮な野菜とパンジーなどの小さな花、干し柿などが売られています。


東部道路(高速道)が通行無料になったため10号線を通行する車が減ったことが、ちょっと誤算のようです。


ここからまた再び「おおむらふぁーむ」は生き返るでしょう。
「葉物は大丈夫だね。」大村さんは嬉しそうに微笑みました。
そうか、このシャイなおもむきは荒野のファーマーだなあ。

「おおむらふぁーむ」は年中無休で午前10時から午後4時までの店開きです。



(平成231212日)