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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2011年12月26日月曜日

2011年12月26日月曜日10:00

小雪が舞う八木山に登り、八木山動物園にやって参りました。
こんにちは、ささかまくんです。

震災の時は、動物たちのケアで大変だったと聞いて、訪れてみました。



 獣医さんでもある飼育展示課 普及調整係長の釜谷さんにお話していただきました。

「ふれあいイベント第1弾として、沿岸部地域で津波の被害を受けた市内の小学校を選定し、
バスを借り上げて子どもたちを動物園に招待しました。全部で4校427名です」

「第2弾として、震災で校舎が被害を受けたため他校に間借りしている子どもたちのところへ、ウサギ、ヒヨコ、ヘビ、ゾウの牙やトラの毛皮などを職員が持参して訪ね、触れ合ってもらいました。出前方式というわけです。こちらは、5校589名が参加しました。子どもたちは、みんな笑顔になってくれましたよ」


震災後に、トラ、フタコブラクダなどが新たに八木山動物園にやって来ました。
11月にも新しい動物たちがやって来ましたが、その時は、名前がまだついていないコウノトリに名前をつけてもらおうと、第1弾の時に招待した4校の生徒さんたちから名前のアイデアを募集しました。やってきた動物たちは今では復興のシンボルになっています。

震災時は、園内施設が損壊、ライフラインの確保が困難になりました。
まず停電により水を送るための通水ポンプが作動できず、
バケツを使って手作業で動物舎へ運びました。
また動物舎外の放飼場の周囲にはりめぐらせている電気柵も作動しなくなりました。
電気柵は、動物たちに対して「それ以上進めない」という危険信号の役割を果たしています。
脱出や堀などに転落させないためです。そのままでは危険なので、すぐに動物たちを屋内に収容しました。

断水というのに、動物専用の給水車は手配ができず、とても困りました。
そんな中、仙台市営地下鉄東西線の工事で動物園の下を掘削していた業者の方がこの状況を知り、自前のトラックにタンクを載せて、浄水場から動物園に水を運んでくださいました。

餌不足も全国からの支援に支えられ、乗り越えることができました。

「日本中から数々のメッセージをいただき、元気や勇気をもらいました。職員一丸となって改修にあたり、ようやく4月23日(土)に開園を迎えることができ、2日間で2万人もの来園者がいらっしゃいました」

現在、まだサル山などは仮復旧の段階ですが、2月中旬には再開するそうです。


「これからも皆さんに楽しんでいただき、元気になっていただくよう、がんばっていきたい」
とおっしゃる釜谷さん。

園内の動物たちを一緒に歩いて案内していただきました。
これからも、素敵な動物たちと、みんなを癒してください。


(平成23年12月26日)