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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2011年12月27日火曜日

2011年12月27日火曜日18:29
こんにちは、私の母校、石巻市立石巻小学校に来ています、アオキです。


私が通っていた頃よりもきれいな校舎に生まれ変わっていました。6年間も遊び、学んだ場所ですが、なんだかとっても新鮮な気持ちです。
学校に入ると先生方みなさんが温かく迎えてくれました。



お話を聞かせていただいたのは、石巻小学校の教頭先生、長沼守康さん。

震災時は校舎敷地内にも津波が押し寄せ、1階部分の床上10センチメートル程の高さまで水が入りました。

無事だった校舎の2階部分では、多い時には約120名の商店街の方々と約40名の児童が避難し、3月一杯は避難所として、たくさんの方が生活を共にしていました。

食料は物資が届くまでの間、津波被害のあった近隣の商店街からできる限りかき集めてきて、ガスコンロで調理して食べ、水は屋上にあったタンクから汲んで来て使い、苦しいときをしのぎました。

トイレの水は、避難されていた方が皆さんで、プールから水を汲んで運び使用しました。

「近隣の商店街の方々が避難していたこともあって、結束して、協力し合い生活することができました」
と、長沼教頭先生。避難生活の中でも、きちんと役割を分担し、協力して励まし合いながら生活していました。

その後の4月の新学期からは、“児童一人一人が通常の学習を行えるような環境を取り戻すこと”を、メインに、施設の復旧などに当たりました。早急に校庭の消毒作業も行い、6月には例年とほぼ同時期に運動会も行えました。

全国からもたくさんの支援をいただいたそうです。


長崎県雲仙市立千々石第二小学校児童会からは義援米【友情米】として、うるち米、もち米、義援金、そしてメッセージやビデオレターが届きました。
お米はその千々石第二小学校児童のみなさんが育てたものです。

また、北九州の方からは、手作りの巾着袋が300枚届きました。

いずれも「子どもたちがいち早く元気を取り戻し、生き生きと学校生活を送ってほしい」という願いが込められていました。

うるち米は一人分300gを巾着袋に入れて、もち米は営業再開された石巻市泉町に移転した二色餅さんで大福餅にして全校児童のみなさんに配られました。

このような心温まる支援に、全校児童の皆さんやご父兄の方々からは、

「勇気をくれてありがとう」と感謝の気持ちや、
「元気を分けてもらえました、美味しくいただきました」
とたくさんの声が寄せられたそうです。



長沼教頭先生は
「被害の大きい地域のなかでも、最小限の被害に抑えられましたので、とても恵まれた環境にあります。 たくさんの支援も本当にありがたく思っております。 これからも、特別変わったことをするでなく、全校児童のみなさんが通常通りの学習ができる、そんな環境にしていきたいと思います」と、“当たり前のことを当たり前にできることを大切にしていきたい”と話してくださいました。


取材で久しぶりにお伺いした私は、校庭にもお邪魔してきました。
そこで私は、被災を乗り越えたくさんの歴史を刻んできた母校の石巻小学校に、
「まだまだ頑張らなくては……!!」
と、背中を押されたような、心地の良い空気に触れることができました。
石巻小学校の卒業生として、恥ずかしくない素敵な大人になれるよう、気持ちを新たに校舎を後にしました。




(平成23年12月27日)