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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2011年12月16日金曜日

2011年12月16日金曜日13:57
JR本塩釜駅で降りたマイクです。
神社参道口から出ると、駅の真正面に可愛らしい一軒のお店が。

米粉パン専門店「roti enak」

「roti enak(ロティエナ)」
米粉パンを専門に扱うベーカリーショップです。
突然の訪問にも関わらず、オーナーの大野さんが快く取材に応じてくださいました。

店内にはおいしそうなパンがずらりと並びます。
定番の食パンに加え、工夫を凝らした惣菜パンに、動物を模したキャラクターパンなど、その種類もさまざま。


店内にはおいしそうなパンがずらり

ユニークなネーミングの動物パン

売れ筋を伺うと、一番人気は食パンだそうです。
10時頃に焼き上がるらしいのですが、取材に行ったお昼過ぎにはもう完売の状態でした。
取材途中にも、常連のお客様が食パンを求めにいらっしゃいます。

元々は別のベーカリーで働いていたという大野さん。
米粉のおいしさに魅せられ、念願だった米粉パン専門店として2010年7月にロティエナをオープンさせました。

しかしながら、オープンから半年が過ぎてお店が軌道に乗り始めた矢先の被災―――。

水が引いた震災翌々日、店舗に残されていたものは、横倒しになった機械類と高さ1m程の水の跡、そして足元を覆い尽くす大量の泥でした。

建物の建て直しこそ免れましたが、機材の修理や買い替えに、2カ月間の休業を強いられました。

「辞めようともしたけれど、待ってくれているお客様のために頑張ろうと思えた」
お店を気にかけて連絡をくれるお客様もいたそうです。


そして再び立ち上がり、5月1日に復興オープン。
震災後は、復興市や門前市、塩サミットなど、塩釜のイベントには積極的に参加しているそうです。
お店の知名度向上のためだけではなく、寂しくなった塩釜をみんなで盛り上げていきたいと大野さんは話します。

「商店街も普段は点在していて寂しいように感じるけれど、みんなで1カ所に集ればそれだけで目立つようになる。イベントがあればお客さんだってたくさん来てくれるのよ。もっとみんなで盛り上がっていかなくちゃ」

「みんなで盛り上がっていきたい」と話すオーナーの大野さん

「もっとたくさんの人に知ってもらって、おいしいパンを食べてもらいたい。本当にそれだけよ」
形や具材など、お客様の希望を元につくる「要望パン」など、個人だからこそできる、形にとらわれないサービスもどんどん受けていきたいと話します。

私も、いただいたパンを食べてみました。


もっちりとした食感に胡桃の歯ごたえが最高!

なるほど、おいしい!

「あなた、絶対にまた買いにくると思うよ」
大野さんは笑いながらおっしゃいましたが、本当にまた足を運んでしまいそうです(笑)

大野さんのような明るい人たちが、町全体を元気にしていくんだろうな。
そんなふうに感じました。

大野さん、ありがとうございました。

■roti enak
塩竈市海岸通り10-18
022-365-4334

(平成23年12月16日)

マイク