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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2011年12月8日木曜日

2011年12月8日木曜日18:03
はじめまして、マイクです。

懐かしき学生時代、ディズニーのピクサー映画「モンスターズインク」のマイク・ワゾウスキーに似てると一時期あだ名がつきました。

今回ココロプレス取材班として、被災地を自分の足で歩き、目で見て肌で感じ、今まさに復興へ向けて頑張る方々の想いを少しでもたくさんお届けしていきたいと思います。


「被災地」から「復興地」へ!

寒さに負けずに頑張るぞー^^

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昭和9年の創業以来、地元・塩竈の地に店を構え続けてきた矢部園

震災当日、店舗一階部分が全て沈む高さの津波に襲われ壊滅的な被害を受けながらも、4カ月という修理期間を経て、7月30日に「茶匠矢部園」として復興開店を遂げました。

2011年7月30日に復興開店した茶匠矢部園


社長の矢部さんは、今回の震災で人の絆の強さと大切さを特に強く感じたそう。
全国にいる仲間たちからの支援と協力で、お店を建て直すことができたと話します。

「矢部がいるから、と店舗だけではなく被災地全体のために動いてくれる仲間たちの気持ちが嬉しかった」

地元の繋がりで行政が把握しきれない自治体の現状を知った震災直後、全国の仲間たちが被災地へ灯油を届けてくれたり、現在でも塩釜市内にある仮設住宅で炊き出しを行ったりと長く支援は続いています。

今後、塩釜の復興における町づくりについてはこう語っています。

「魚の町というだけではなく、塩釜神社の門前町としての歴史的・文化的要素を取り入れた、粋な町を目指したい。例えば、女性が一人で立ち寄れるカフェがあったり、陶芸家のアトリエがあったり・・・他の町にはない塩釜らしさを感じられる町や店づくりをしていきたい」

その言葉通り、歩いてもゆっくり楽しめるような町並みにと、新しく立て直した店舗は、看板から建具、天井板にいたるまで総欅の本物素材にこだわったものです。

店内に統一された総檜の木材は、京都をはじめ全国から取り寄せられたもの


茶葉のみでは、商品としては50%。器に「一杯のお茶」として入れることで、初めて100%の商品になると語る矢部さん。

しかし今回、お茶を入れるための急須すら津波で失ってしまったお客様は非常に多かったのです。
そのため、7月30日の復興開店では、自分の店の商品を持ち出しただけでなく、問屋さんにも協力してもらって、全員に急須をプレゼントしたそうです。

150人を超す長蛇の列と「矢部園のお茶を待っていた」というお客様の声が何よりも嬉しいものだったのだそうです。

日本人として一服のお茶を楽しむ心と、そのひとときの平穏を過ごすこと―――。

今後は、脇役の急須選びもクローズアップし、茶葉が一杯のお茶として出されていくまでを広く提案していきたいと話します。

矢部さんは現在復興に向けて、災害支援を行う会社「株式会社東北クリエイト」を立ち上げたほか、被災地の学生へ向けた就職支援も積極的に行っています。

「自らの行動で支援を広げていきたい」―――

そう話す矢部さんからは、地元復興への力強い決意が感じられました。

力強く「魂」と筆で書いてくださいました


矢部さん、どうもありがとうございました!

■茶匠 矢部園
塩竈市海岸通2-3
022-364-1515

(平成23年12月8日)