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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2011年12月10日土曜日

2011年12月10日土曜日15:49
 こんにちはnew-Tです。

 今回は1210日に名取市文化会館ウッドデッキを中心に開催された「ゆりあげ・下増田の願い とどけ!大空に!」というコミュニケーションイベントの報告です。

 主催したのは閖上で津波被害を受けた熊谷ゆかりさん。会の名称は「大空」です。

 熊谷さんは被災してすぐに名取市文化会館に避難、そこで約3カ月暮らした後、現在は愛島東部仮設住宅に入居しています。

 名取市文化会館に避難していた520日、避難所内で合同誕生会を企画したことが「大空」結成のきっかけとなりました。
 しかし、この誕生会は、なんでこんな時期にこんな避難所でイベントなんかやるんだ?という批判もあったようで、熊谷さんに達成感は全然無かったのです。

 仮設住宅に入居してから仲間4人と「大空」を結成。
 「失った大切な人たち、大切なもの、大切な暮らしを愛おしみ、失われてしまった閖上と下増田の町を元の姿に、もっと素晴らしい町に復興しましょう」
これがスローガンです。

 この日のイベントは「大空」が主催する初めての大きな事業で、これまで支援してくれた世界中の方々へのお礼も込めて開かれたのです。
 仙台のケーキ職人によるケーキが300食。手打ちうどんが500食。蔵王産直の大根田楽が500食。
 のど自慢大会、貼り絵、バラエティショー、最後にメッセージを書いたエコ風船を大空に飛ばすまで約5時間のイベントでした。


 仮設住宅の住民の中には、文化会館で開いた合同誕生会の時のように批判もあるようです。
でも、熊谷さんは「こんな大変な時期だからやるんです。ここからがスタートですから」と、力強く語ってくれました。

左 熊谷ゆかりさん 右 「大空」の仲間 田仲美紀さん

 「色々なホームページを見ると、仮設住宅に入っている人だけがいい思いをしているなんて書いてあるけれど、まったくそんなことはありません。隣の人同士挨拶もないし、孤独な状態です。子どもたちの遊び場さえありません」
 名取市最大の182戸という仮設住宅団地に住む熊谷さんの、人を繫ごうとする力が発揮されるのはこの仮設住宅かもしれません。
健闘をお祈りします。焦らずじっくりゆっくりやってください。

(平成231210日)