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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2011年12月9日金曜日

2011年12月9日金曜日21:37
 今年はやや暖かい冬なんでしょうか、こんにちはnew-Tです。


 そんな、冬とは思えないような陽気のあるお昼前、わたしは名取市の仙台空港アクセス鉄道の美田園駅前にある仮設住宅を訪れました。国際交流協会「ともだちin名取」の事務局長、若山陽子さんに会うためです。 
 仮設住宅の集会所に着くと大変なにぎわい。住民の方のお茶会が開催されていました。



この赤ちゃんはおばあちゃんが両手を挙げて津波から守りきった子だそうです。

 「ともだちin名取」は海外出身の移住者や滞在者の方々と名取市民が交流を通じて異文化を学びあい、協力して住みよい都市・名取を目指そうと20074月に発足した会です。
震災後は、外国人の方はもちろん、広く市民の支援活動を行っています。


 若山さんと副会長の飯澤寛美さんにお話を伺うことができました。お二人の住まいは名取市ゆりが丘、名取市西部の高台なので津波の被害はありませんでした。


左 若山陽子さん 右 飯澤寛美さん(ラボ・パーティのチューター) お二人とも英語の講師です。

 地震後の会の対応は迅速でした。316日から市内10カ所の避難所に入ってボランティアのコーディネートと外国人の方々を含む被災者のサポートにあたり、名取市内の仮設住宅8カ所を全部回り、現在に至っています。

 「よくここまで手弁当で持ってきたよね。」「ほんと良くやってきた。」
 少し落ち着いてきたように見える現状ですが、お二人にとってはやることが山積のようです。
 震災後の自治体の対応に関して。
心の支援をしていないこと。亡くなった家族のいる家庭に自治体の関係者が弔意を表する挨拶に行っていないこと。それがあれば自分たちが見捨てられていないということを感じ、励みになるかもしれないと、若山さん。

 自分たちのやっていることは大きなお世話であるということを認識しながら支援を続けているという飯澤さん。「物を無くした喪失感は埋められない。支援物資が世界中から届き、それを被災者の方々に渡しても、心の傷は癒えない。だからもっともっと物資を求める。わたしもそうなるのかもしれないなんでも無料というのは良くないかもしれないわね。」と語ってくれました。

 お二人とも、過酷な状況を体験し、それを乗り越えてきただけあって非常にクールに現状分析をしてくれました。

 お二人が目指すのは、仮設住宅の自治会活動をするためのコミュニケーションを円滑にし、自分たちで立ち上がれるように支援していくことです。そのためにますます忙しくなる気配です。 しかし、頼もしい女性コンビでした。

ともだちin名取活動ブログ

 県内各地にある仮設住宅は冬を迎えました。いくら暖冬でも仮設住宅の冬は厳しいでしょう。無一物の方々の冬は想像するだに苛烈だと思います。こんな時、こんな季節を乗り越えようとする方々を我が身を賭して支援するグループや個人をこれからも紹介していきたいと思っています。

(平成23129日)