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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2011年12月21日水曜日

2011年12月21日水曜日11:14





こんにちは、石巻市住吉の“つるの湯祭り”に来ています、アオキです。

つるの湯さんは、石巻市で唯一の銭湯です。

そのつるの湯さんが、来年(平成24年)1月1日に初風呂の営業をすることを目標に、再開準備中です。
つるの湯さんも津波にあい、ボイラーや配管が故障してしまい、壁はぼこぼこになってしまったそうです。


石巻で自宅避難されている方々の中には、自宅のお風呂が使えない方がまだまだたくさんいらっしゃいます。また、震災以来、心を休められるような、人が集う場所はなかなかありません。
そんな石巻の人たちのためにも、再開を急いでいます。


初風呂準備中のつるの湯さんで、12月12日から開催されているのが“つるの湯祭り”です。
つるの湯の杉山きよさん、つるの湯祭り実行委員会の安土早紀子さんにお話を聞きしました。


「もとからあった場所がもとに戻る、そしてそこにまた人が集まるような事がしたくて」
と安土さん。

安土さんは4月に香川県から石巻へボランティアで来ていて、夏ごろにつるの湯さんと出会いました。銭湯の再開にはたくさんの苦労があることを目の当たりにした安土さんは、なにかできることがないかと、杉山さんに持ちかけました。
それがきっかけで、この“つるの湯祭り”が始まりました。


お祭りは、12月12日から12月31日まで行われています。

つるの湯の浴場と脱衣場を使って、のれん作りや映画上映会、宇宙マッサージやクリスマス会、紅白のど自慢大会などが、日替わりで催されます。




どなたでも、とっても温かく迎え入れてくれます。
そこではお茶を飲んだり、手作りのおやつを持ってきてくれる方がいたり、好きなことを話したり……
私がお伺いした日も、つるの湯の従業員の方のあきさんが、手作りの“干し柿のドーナツ”を持って来てくれていました。




「これからも、みんなで手をつないで、頑張らないとね」
「震災から日々、街はきれいになってきているけれど、心の瓦礫がなかなか片付かなくて」
と、正直に、どんなことでも話し合える場所になっています。




“石巻の人”を、みんなで歌ったり……




12日から31日までは毎日、浴場に富士山の絵を描く様子を直に見せてもらえます。




つるの湯が初風呂を迎えるまでの過程も楽しめるようにと、このお祭りを考え、知人に声をかけ人を呼び、一からすべて企画した安土さん。そんな安土さんに杉山さんは
「全部一人で手配して、このつるの湯を盛り上げようと力を貸してくれて、本当にありがたいです。うれしいことです」
と杉山さんもお祭りを楽しんでいらっしゃいました。


「ここで作ったつるの湯ののれんが、手直しされて、明日届くんです!」
新しいのれんが届くのを楽しみにされていた安土さん。つるの湯が再開される日を心待ちにされている気持ちがあふれて、たくさんの力を呼びました。
そんな安土さんを「本当に素敵な方だなぁ」と思いました☆

毎日、日替わりで楽しめる“つるの湯祭り”、そして来年1月1日の初風呂を迎えるつるの湯、ぜひ訪れてみてください。





つるの湯祭りHP:http://tsurunoyumatsuri.com/


(平成23年12月21日)