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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2011年12月2日金曜日

2011年12月2日金曜日17:38
こんにちは。みかんの季節ですね。
石巻市中央の商店街に来ています、アオキです。

常にお客様が行き交い活気のある老舗・守谷フルーツの守谷晃さんにお話をお伺いしました。
震災後、石巻中央の商店街の中で一番初めに営業を再開させたお店だそうです。





震災直後、津波により店内の品物はすべて流されてしまい、機械類も使えなくなり、配達用の車は6台も流されてしまいました。

幸い支店であるバイパス店は無事でした。
そこにあった商品は、守谷さんの働きで各避難所へ配られました。
お店の再開にはしばらく時間がかかるだろうと守谷さんは思っていたので、商売よりも支援を優先したのです。

震災から1カ月経った4月11日、守谷晃さんは、町内会の方々とボランティア「ピースボート」の方々にある提案を持ち掛けられました。


「1店舗でも営業再開することで、商店街の皆の励みになる。店を開けましょう」



守谷さんはその言葉に後押しされ、一日でも早く、と営業再開の準備を始めました。

4月12日、ピースボートの方々の協力の下、急ピッチでドロ掻きと店内清掃が行われました。
翌13日には、この商店街としては最初の、営業再開したお店となりました。

守谷さんの知人で、女川町で水産業を営む方からは、無事だった冷凍庫にあったサンマ・アジ・イカ・サバが提供されました。

営業を再開した当日、店先では商店街の料理人が集まって、炭火焼きを作りました。ご来店いただいたお客様には、焼きたてのお魚を振舞いました。

冷凍のサンマ・サバもお土産に配られました。

商品は通常の5割ほど。
それでも、当時買い物に苦労していた近隣の方々にとってはありがたいものでした。

「魚を食べられるなんて、思ってもみなかった! うれしい!」
「再開してくれてありがとう。ものを売ってくれてありがとう」

と、涙を流し喜んでくれる方もいらっしゃったそうです。
たくさんの知人とも久しぶりに再会することができました。
まさに、感動の再会、そして感動の再開の日でした。


「仮営業でも地元の皆様が喜んでくれていた姿は忘れられません。一日でも早く本格営業を始めることで、この地域の活性化となり、石巻の歴史と文化を守ることに繋がると思います」
と、今後もこの地で頑張っていこうという気持ちは揺ぎません。



季節のおススメ商品、随時入荷しています。この季節のおススメはマルケンのみかんです♪

「でもね、お店の中を直しもしないで急いで始めてしまったから、未だに所々ごちゃごちゃしているんだけどね」と、守谷さんは笑って話してくれました。



しかし私にはこのお店が、この街の復興めがけて、一番乗りに走り始めた勲章のように見えました。



(平成23日12月2日)