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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2011年12月30日金曜日

2011年12月30日金曜日9:30
昨夜ここINJMに来て最初に声を掛けてくれたのは、「明治大学 頑張れ東北Project」のメンバーで、韓国からの留学生、李禹桓さんでした。
朝、その李さんにココロプレスの取材をしたいと相談すると、さっそく引率していたオドワイヤー・ショーン先生に話を取り次いでくれました。

ショーン先生の専門は哲学で、明治大学国際日本学部では英語教育学を教えています。
今回は11人の学生と一緒に、3泊4日の予定で石巻に来ています。




「頑張れ東北Projectが石巻に来るのは、5月以来今回で5回目です。7月31日、8月1日の“石巻川開き祭り”では石巻駅前に屋台を建てる作業に参加し、私たちも食べ物と復興情報を提供するための屋台を出しました」

今回の目的は?
「INJMの活動を手伝うこと、そして石巻の人々の団結を応援することです」

隣で聞いていた鈴木祥子さんが
「具体的には、一般家屋の泥の掻き出し。泥掻きの済んでいない家がまだまだたくさんあるんです。他には支援物資の仕分け作業、被災者が働く木工工場“石巻工房”での材木運搬や家具作りに参加したメンバーもいます。ボランティアセンターで各自が割り振られた任務に就くんです」
と補足してくれました。

トルコからの留学生レジェップさんは
「現場では、初めて会う他のグループとの共同作業です。昨日はアメリカから来たキリスト教関係の慈善団体と一緒の作業でした」


レジェップさんは体育会合気道部の部員。大先輩が仙台で道場を開いているという情報をくれました

どんなふうにグループを運営しているのかを尋ねると、
「私たちは公認のサークルではなく、その時その時に自発的に集まるグループです。普段の情報交換にはfacebookを利用していて、その登録人数は92人。うち約70人が学生です。他大学の学生もいます。毎週火曜日の昼休みにミーティングを開いて、次はいつどんなテーマで行くのかを相談します」
「ボランティアは自己負担が原則ですが、大学が交通費の一部を助成する制度ができました」

ココロデスクが、
「石巻の、宮城県の力になっていただいてありがとう」
と謝意を述べると、

「いや、そう言われると自分たちこそありがたいですね。ここでボランティアを経験したことが、日々の生活を駆け抜ける原動力になっていると思います」

「私たちが助けに来たんじゃなくて、むしろ私たちこそ助けてもらっている感じがします」

法学部4年生の髙田圭介さんや台湾からの留学生郭芙センさんたちが皆、口々に答えました。



「ボランティアに来て、“光のありがたさ”というものを知りました。最初に石巻に来た時は街が文字通り暗かった。街灯やお店、住宅の灯りが点いていないからです。それが、来るたびに少しずつ明るくなってきて」

「今回からここでもお湯が使えるようになって。最初に石巻に来た時は、“この被災地でシャワーを浴びるなんて贅沢なことは望むべきではない”と悲壮な覚悟をしていましたが、石巻の人たちの生活が少しずつ良くなりつつあることの現れなのだろう、と喜べるようになりました」


作業着に着替えて、白い息を吐きながらマイクロバスに乗り込んだ「明治大学 頑張れ東北Project」。

彼ら彼女らを見送って、ココロデスクたちも目的地の鮎川に出発しました。



(平成23年12月30日)