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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2011年12月27日火曜日

2011年12月27日火曜日9:36
年の瀬は、色々慌しいですが、無事に一年が終わるように頑張りましょう。
年末に向けて、少しフワフワした気持ちになっているホイ・コーロー先生です。

今年最後の取材先は、仙台市若林区南染師町にある『株式会社永勘染工場』さんです。


復興メッセージは、仙台-長町間の在来線からも見えます


南染師町という地名だけあって、大正・昭和時代には20数件の染物屋さんがあったそうですが、時代の移り変わりとともに、今やこちらを含め2軒だけになってしまったそうです。

地域の歴史や沿革を説明していただいたのは、温和な表情と和やかな雰囲気をまとっている、染物職人で専務の永野仁輝(まさき)さんです。

「震災直後、何をしたらいいか考えたら、まず前掛けを通じてメッセージを発信し、沈まないように頑張ろうと考えました。まさか、県内があれだけ酷いことになってるとは思いませんでしたから」

現実を知った自分たちに何が出来るのかと考えて、『宮城』や『仙台』といった地名を入れた前掛けを製作し、販売することで、少しでも復興の手助けになりたかったそうです。
売り上げの一部を義援金として寄付しているそうです。

他にも復興に向けた商品を製作しています

デザインはすべてこちらで手掛けています

「最初は飲食店とかに卸していたんですけど、他の地域からボランティアで来られた方が、その前掛けをして現地で作業にあたると、被災者との親近感が湧いたと言われたんですよ」

被災者と支援者との心の距離を縮める前掛けになるとは思っていなかったようで、良い意味での“想定外”が起こったようです。

「これからも、染物屋として良い商品を作り続けていきます。あと、被災にあった地名を布にデザインをして、染物に残していきたいですね」





染物を通じて、復興の力になればという想いが伝わってきました。

岩手・宮城・福島の海岸沿いは、建物が流され、更地になっている場所も多いと思います。

布でいうなら、何もデザインされていない、まっさらな状態。何を描いて、どう染めていくかで商品の良し悪しが変わると思います。

今後、海岸沿いの土地に何を描いて、どう染め上げていくかは私達次第だなと考えながら、今年最後の取材を終わります。

来年につづく。

※復興前掛けなどに興味を持たれた方は、サイトまたは店舗にお問い合わせください。

株式会社永勘染工場
住所:仙台市若林区南染師町13
連絡先:022-223-7054
URL:http://www.norenya.co.jp


(平成23年12月27日)