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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2011年12月14日水曜日

2011年12月14日水曜日20:29
造船所はいつも生活の近くの場所にあるもので、
通学路にも通勤路にも並んで建っている当たり前の存在・・・




こどもの頃は造船所が遊び場で
大型船を造船所に入れるレールの枕木を飛び越えたり
敷地内に係留されている船で魚釣りをしたり
作業で出る木くずの中から「カブトムシの幼虫」を見付けたりして
遊んでいたkaiiです。

古き良き時代?今は昔の物語です。




「ここの壁に油の痕があるから、この高さは過ぎたんだと思うよ」
と、丸竹造船所の鈴木さん。
震災後3日目から片付け始めて、4月20日頃から作業を本格的に再開してからは、大忙しの日々が続きました。


周辺の漁港では、かろうじて残った漁船も、ほぼ全壊に近い状態。

宮城県と岩手県の造船所が大きなダメージを受けている状況で、造船の再開を誰もが待ち望んでいました。
迷ったり考えたりしている時間はなかったそうです。

「自分たちが動かないと漁業ができないから。何とかしなければとがんばりました」

 船を造船所に引き上げるためのレールは、津波の力によって今も海の中で曲がっているそうです。

「それでも何とか船を造船所の中に引き上げて仕事をしています。
6月7月は北海道へ出港していくサンマ船の修理や準備に忙しかったです」
と振り返ります。





「来年の春には部品の納入も順調になる予定。5月ごろからは新造船にも着手します。
今は設備も足りないし建屋も壊れていますが、来年度中には再建して本格稼動します」

「1日10~11時間も働いて、OBの方々にも復帰して手伝ってもらって、それでも仕事をさばききれずお客さんに待ってもらう状態です。
漁業の復興のためにも、1隻でも多く新造船をしたり修理をして納めて漁師さんたちに仕事をしてほしいと思います」



「一歩!一歩!再海!」

「将来にわたって、沿岸漁業を営む小型漁船の漁師の皆さんが何でも相談に来てもらえるような
造船所になりたいです」

鈴木さんの熱い思いがありました。

(平成23年12月14日)