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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2011年12月19日月曜日

2011年12月19日月曜日15:00
new-Tです。


1129日に紹介した岩沼の「そば処おさだ」さんの隣にMotoGarageWINDSという自動車とバイクの総合店がありました。
レーサーでもあるオーナーは鎌田浩一郎さん(42歳)。






順調に営業していたお店ですが、津波は店舗に壊滅的な被害を与えました。
命からがら津波から逃げ切り、2日後に戻ってみると、店は骨格だけ。
機材やお客さんの自動車、バイクが残っていたものの、自分のバイクだけが流されていました。


しかし、奇跡のような不思議なこともありました。


壁に掲示していた資格証明書が残っていたのです。
これが流されなかったおかげで銀行から融資が受けられたと言います。
レーサーチームの仲間が泥掻きをしてくれて、震災後1週間で店を開店。
開店はしたものの、復旧のためだけに時間を取られることに徒労を感じた鎌田さんは、店の移転を決意します。
移転先は仙台市太白区茂庭。東北自動車道仙台南インターチェンジの近くです。
先輩がやっていた修理工場を譲り受けました。

7カ月かかって10月下旬に再開店し、12月から本格的にスタートしました。
現在の工場は元の店の3倍の広さ、そしてお客さんも2倍に増えたそうです。




さまざまな地域で復興を目指して頑張っている方々へ、鎌田さんからのメッセージです。
「まず自分がやってきたことを頑固に通した方がいいと思います」
「この工場を作るために借金しています。それを返し終わるまで5年、復興はそれからです」

そして震災後、鎌田さんは東北大学未来科学技術共同研究センターというセクションから電気自動車開発チームのスタッフとして招かれ、そちらの仕事もやっています。

国家戦略としても重要な仕事ですね。

鎌田さんは名取市閖上で身内を津波で喪ったことから、自動車や道路、街の根本的なインフラとシステムを整備しなければならないと感じていました。そこに、電気自動車開発の誘いだったのです。

鎌田さんは、大プロジェクトと好きな自動車、バイクの修理という本来の仕事との間を、意志をもって往復し始めました。

電気自動車の開発、期待しています。

(平成231219日)