header

宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

ヘッダー写真説明文

写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2011年12月5日月曜日

2011年12月5日月曜日17:49
こんにちは。今日も元気、石巻からアオキです。

石巻市中央のアイトピア通りを歩いていたら、「石巻みんなの力ひとつに」と、デザインされたT
シャツが目に入ってきました。お話をお伺いに京呉服屋の京屋さんにお邪魔させていただきました。




お話を聞かせてくださったのは、奥村恵英さん、お店はご両親と3人で経営されているそうです。


「店先のTシャツは6月から販売しています。石巻中心市街地の復興に向けて」と、奥村さん。
その背景を詳しくお伺いしました。


3月11日地震直後、奥村さんはご両親と共に1階のお店にいました。
お店の中にいながら、外の道路に水が流れ込んできているのが目に入りました。
そのときです。北上川のある、お店後方から水がどっと流れこみ、
一瞬にしてお店の天井まで水が入りました。

奥村さんは階段のある場所まで潜って進みました。
上の階の安全を確かめ、ご両親の手を取り、何度も潜って行き来し、決死の思いでご両親と3階の自宅部分に避難しました。
奥村さんの足には1センチ以上もあるガラスが刺さっていましたが、凍えて感覚がなくなって、怪我をしていたことにも気付いていなかったそうです。

1階に降りられたのは翌12日。
商品は全て床に散乱し、お店の中はヘドロだらけ、天井近くには生々しく水の跡が残っていました。手の着けようがない・・・・・・そう思ったそうです。
後に、ご家族・ご親戚の方々で、高価なものがたくさんあったはずの店内の商品一つ一つ手作業で片付けたそうです。


その後、営業再開とまではなりませんでしたが、オーダーが入れば着物のクリーニングを引き受けていました。


そして5月末。
友人や知人から「前向きに、とにかく何か始めよう」という励ましの声がありました。

自らの手で再建への準備を進めようと、商店街の方々と声を掛け合い、石巻のもので何ができるか考えました。

こうして6月、「---石巻ZENKAI商店街---」という名の下に、「ZENKAI手ぬぐい」が完成し、協力してくださった商店街の各お店で一枚1,200円で販売を始めました。

商品のレパートリーは広がり、今ではTシャツ・ポロシャツ・タオル・長袖Tシャツ・ブルゾン・バック・キーホルダーと豊富になりました。




「協力してくれた商店街の皆さん、デザインを提供して下さった矢口高雄先生、里中満智子先生、北見けんいち先生には本当に感謝しています。デザインについてはすぐに答えをくださったりして、本当にありがたかったです」


「呉服屋としての再開には、まだまだ見通しが立っていません。ですが、今後石巻の缶詰などの物産もお店に置く予定です。この街のコミュニティになっていけたらと思います」
 と、一つ一つ前に進んでいきたいと話してくださいました。


ボードに書いてくださった「一陽来復」とは、良くないことの後には良いことがめぐってくるという意味だそうです。

さて、石巻ZENKAI商店街のアイテムですが、お電話やFAXでの通販でもご購入いただけるそうです!気になった方、ぜひお問い合わせをお待ちしております★

お問い合わせ:090-9740-8721(阿部)



(平成23年12月5日)