header

宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

ヘッダー写真説明文

写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年1月1日日曜日

2012年1月1日日曜日0:02

2012年。あたらしい年の幕開けです。
365日という1年はリセットされ、今日からまた新しい1年のスタートです。

「海は本当はつらかったのだと思う。津波なんかになりたくなかったのだと思う。海はきっと地震で津波なんかになってしまって、ごめんね、ごめんねといっぱい涙を流しながら、あんなに大きな津波になってしまったのだと思う」
これは、震災後避難所生活をしながら「津波新聞」という手書きの新聞を書いていた、一人の少年の言葉です。

取材で様々な方々のお話を聞くたびに、私はこの少年の言葉を思い出します。
取材でお会いする方々の笑顔に触れるたび、私は宮城県民という誇りを感じずにはいられません。
それは、「東北魂」という呼び方もあるかもしれないけれど、何よりもこの宮城に対する郷土愛、気候風土が生んだ「ともに寄り添う」という温かい連帯意識、それは人間同士だけではなく、海や川と共生していくという、奥州の龍とも言われた伊達政宗公の時代から、脈々と根付いてきた継承されるべき文化力の所以なのではないかと思います。

宮城県民誰しもが、宮城再生へと向かう「同志」です。
このブログで紹介させていただいている皆様の元気力が、お互いの復興へ向かう追い風や同志たちのコミュニティの場となってくれるなら。
全国から寄せられた多大な支援と応援してくださっている全国の皆様へ「私達はこうして前へ進んでいる」という元気の御恩返しとなってくれるなら、取材させていただく者としてこんなに嬉しいことがあるでしょうか。

震災を胸に、下を向いて生きるか。
それとも震災を機に、上を向いて生きるか。

風化されつつある3.11を忘れないでと追いすがるより、誰が見ていようと見ていまいと咲き誇る花のように、心だけは常に光に向って歩いていきたい。
復興にはこれからも長い年月を要しますが、今の子供たちが大人になったとき、今の宮城を築いたのは、あのとき決して諦めることなく、復興へと歩みを止めなかった大人たちのおかげだと、美しく再生された宮城のバトンをその手で握りしめてもらいたい。
それが、多くの尊い犠牲者へ報いる、あの震災から生かされた命たちの使命ではないかと私は思っています。

被災者、被災地の前に私たちは「宮城県民」であり、沿岸部も内陸部もすべてが愛しき「宮城県」です。
2012年、今年も互いに手をとり、ともに新しい宮城の物語を紡いでいきましょう。

昇り龍のごとく、生まれし新たな気をココロにたずさえて。

2012年元旦  momo