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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2011年11月23日水曜日

2011年11月23日水曜日13:50
こんにちは。
今日のお天気は雨な石巻から、アオキです。私の人生の中で、もしもチャンスがあったら、やってみたいと思っているお仕事は「お花屋さん」です。
石巻・中央の町を歩いているとガラス越しにカラフルなお花達が目に入ってきました。



お話を聞かせてくださったのは大森花園の大森八重子さんで、石巻市中央で約50年間続けてきたお店だそうです。

3月11日の震災でお店は全壊、しばらくはお店に戻れず石巻小学校に情報を求めて通い、5月の始めから6月中旬まで、山下二丁目の自宅でお花を並べていたそうです。
【お花あります】という手書きのポップを外へだしたところ、そのポップを見てたくさんの方が大森さんを訪ねて来ました。亡くなった方へとお花を求めに来たそうで、大森さんはお線香やリボン、花束のサービスをして差し上げたそうです。




「商売を再開するのにはいっぱい苦労があります。それに、外では節電、節電、と言っていますが、実際お店をやるとなると一日中使うことになります。それでいいのでしょうか」と、たくさんの葛藤と遠慮の気持ちでいた大森さんでしたが、
「お花をください」
「お花屋さんがなかなか無くて…本当にありがとう」
「ぜひまたお店を再開してください!!」
「再開するなら早くやんな」
というお客さまの声や仲間の声に、励まされました。

幸いに、市場が無事であったこともあり、「苦労を共にした町内の人と頑張りたい。ここで辞めるわけにはいかない」と旦那さまと気持ちを新たに、再開する決意を固めたそうです。

そのとき、元々お店のあった場所の近くに良い物件が見つかりました。

そうと決まれば、息子さんのご友人の電気系に詳しい方、大工さんの方、さまざまな得意分野をお持ちの約10名の方々が徹夜をしてお店作りに取り掛かって、ついに6月20日大森花園がオープンしました。今ではほぼ、お花の種類も揃ったそうです。

「お手伝いしてくれた方々や大家さんなど、本当に良い方に恵まれました。あとは、街の店舗が早期再開して、灯りとにぎわいを取り戻したいです」と、話してくださいました。

他にも大森さんは「市役所大道会」という団体で、街の復興の為の活動にも参加されているそうです。

最後に、「もしトイレに行きたくなったら、ぜひお店のトイレを使ってください。この辺りでは駅前まで行かないとなかなかトイレがないでしょ。どなたにでもお貸ししますから」と言ってくれました。



なんてアットホームな花屋さんなんでしょう。なんだか嬉しくなってしまいました。ご近所さんでは利用してる方も多いそうですよ☆


(平成23年11月23日)