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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2011年11月26日土曜日

2011年11月26日土曜日14:38
こんにちは。
今日も元気に、石巻からアオキです。

石巻市中央の毎日通る道の途中に、いつ見てもお客様がいらっしゃる理髪店があって、いつか話を聞いてみたいなと思っていました。
今日は、チャンスがあったので、そんな「理容ワダ」の和田長平さんを訪ねて、飛び込みで突入したら快く迎えてくれました☆






震災後は、5月16日大安に再オープンという、早期に再開させたお店でした。

「2メートルの津波が来て、震災当時はお店の2階に孤立していました。3~4日経った頃、アイトピア通りでこの辺りの商店街の人たちが集まって毎朝8時、路上ミーティングが始まって。そこで情報のやり取りや、物資の共有をしていました。自然とお互いを励ましあうような…寒い中、毎日続けました。それが励みになりました。」
何処からともなく、自然と一つのグループがうまれ、支えあうネットワークができたそうです。

そして、和田さんはほぼ毎晩、夜中になると朝が待てずに起きてしまう日々が続きました。
「じっくり、人生を考える時間になりました。時には、諦めそうになりましたが、生きがいとして仕事をしながら生きよう。きっと需要がある。やらなきゃ、と。方法論をろうそくの灯り一つで、考えていました」
前に向かって進むには…そう思い立って、どっちに転んでもいいからと、震災から約1週間後にはお店再開のために必要な道具を、電話の使える山の上などの場所を探して発注をしたそうです。

また、お店再開に向けた知人の助けや救援物資をいただくと、「もらったからには頑張らなくてはならない。早く、自分の力で立ち上がろう。」と、身が引き締まる想いだったそうです。
できることをやろうと、3月からオープンまでの間は、鋏と櫛が手元にあった和田さんは無料でたくさんの方の頭を刈ってさしあげたそうです。

「人と信用さえあれば、何でも乗り切れる」

「それと、応援をしたくなるような、そんな努力をしましょう。」
と教えてくれました。

当たり前のようで、なかなか意識しないと難しい事ですよね。思わず、大きくうなずきながら和田さんの話を聞いていました。

ボードは何も書かれず白いまま。
ニコッと笑って、抱えてくれました。
言葉に表せない、いろんな思いがあるそうです。
私には、「今やれることを一つ一つやろう。努力してる人をうんと応援すっから!!」と、見えた気がします。


(平成23年11月26日)